毎日続く子育て、大好きな我が子と接して幸せなはずなのに、ときに辛く当たって後悔したり、関係性に悩んで落ち込んだり…。
「なぜこんなに苦しいのか…」「こんなはずじゃなかった…」-そんな風に思ってしまうときありますよね。
岡山で実際に子育てに励むママさんに、日々の育児ストレス解消や子どもとの関係性のヒントとなる知識&活用術をご紹介いただく本連載。
今回は、以前LaLaホームページへ潜在意識に関するコラムを連載してくださったエネルギーワーカーのこばやしかつよさんにお話を伺います!
こんにちは。
エネルギーワーカーのこばやしかつよです。
潜在意識の中にある足かせやブロックを読み取り手放す「クリアリングセッション」をしています。
詳しくは過去のコラムでご紹介させていただいているので、そちらもご参照ください。
今回は、ステップファミリーで5人の子と4人の孫がいる私が、自身の経験やセッションを通じて気づいたことや学んだことを2回に分けてシェアさせていただきます。
さて、皆さん少なからずお子さんに「こんな風に育ってほしい」、または自分は「こんな親でありたい」という思いをお持ちではないかと思います。
振り返ってみると、私にもありましたし今でもあります。
子育てに何かしらの悩みや迷いを持ち、解決のヒントを得ようとこのコラムにたどり着かれた皆さんは、それだけで素敵なお母さんです!
なぜなら関心を持ち、アンテナを張っていないと目にも止まらないから。
「自分は“十分お母さんをやれている”」と自信を持って読み進めてくださいね。
私たちの意識には、自覚している「顕在意識」と自覚できていない「潜在意識」があり、この二つにねじれがあると物事が思ったように進みづらくなります。
私がシングルマザーだった時期のお話。
「お父さんがいなかったからどこにも連れていってもらえなかった」
子どもに将来そう思わせてしまうまいと、無理してでも遊びに連れて出かけていました。
私の両親があちこち連れていってくれる人たちだったので、「子どもと関わるとはそういうもの」と思い込んでいたのです。
子育て中はなかなか自由な時間が持てず、寝る時間も減り体力の限界を感じることもしばしば。
くたくたになりながら周りのお母さんたちと自分を比べては、「ちゃんとできていない」と感じ落ち込んでいました。
そんな中、久しぶりに会った弟に育児の悩みを打ち明けると「よそはよそ、うちはうち!」と一言。
その瞬間、“目から鱗が落ちる感覚”がありました。
潜在意識の中には、今まで見聞きしたすべての情報が無意識に蓄積されていますが、私の意識には「こうでなければならない」という思い込みがたくさんあったのです。
その思い込みを判断材料に具体的な行動をとっていくのですが、顕在意識の方にある「こうしたい」という思いと衝突し、悩みにつながっていました。
言うなれば、“アクセルを踏みながらブレーキも踏んでいる状態”です。
「よそはよそ、うちはうち…」
弟に言われた言葉を繰り返しつぶやくようになってから、私の行動は変わりました。
「子どもは楽しいかもしれないけれど、私は楽しめそうにない」→「無理してイライラするぐらいならやらないでおこう」。
少しずつ力を抜くことを覚えました。
私は家事の中で料理は好きなほうですが、毎日となると負担に思うこともよくあります。
小さな子どもを連れての買い物は1人より倍の時間がかかっていましたし、せっかく作っても好きなものしか食べなかったり、遊んで器をひっくり返してこぼされたり…。
そんなことが続くと、がっかりした気分でため息ばかりついていました。
「離乳食には手作りが一番!」
「お母さんの作るバランスの良い食事が元気のもと!」
そう思い込んでいた私は、比較的好きだったはずの料理がどんどん苦痛になっていました。
「よそはよそ、うちはうち…」
割り切ってときどきドラッグストアに売っている離乳食を利用するようにしたら、余裕ができて気持ちがずいぶんと楽になったことを覚えています。
子どもが大きくなった今でも、「何も作りたくない、したくない」と思う日もあります。
先日、晩ご飯にパンをたくさん買って「今日は夜のパンまつり!」と出しました。
普段は「ご飯とおみそ汁におかず」という我が家では異例の献立です。
思いっきり手抜きをしたにもかかわらず、とても喜んでくれました。
「こんなのでいいんだ…」とやや複雑な心境でしたが、「頑張らなくても笑顔にさせられるものだな」と感じたできごとでした。
近くに住む娘は、とても楽しそうに育児しているように見えます。
幼少期、時間に追われ娘と満足に関われなかったと反省している私が、「母さん、そんな風に育てられんかったな…ごめんね」と伝えたとき、
「えー?楽しかったよ!」と彼女の中にある思い出を語ってくれました。
ベランダで風に吹かれながら食べたおやつ、毛布にくるまって寒さと眠気に耐えつつ見た流星群、寝る前の本の読み聞かせ-それはどれも「やらなければならない」と思ったことではなく、私自身が楽しんで子どもとしたことでした。
育児書や他の家庭とは違うやり方だったとしても、「お母さんがそのときに選択したこと」が正解なのです。
皆さんには、自分を許して楽になれる言葉はありますか?
私は「よそはよそ、うちはうち」。
はじめは意識的に口にしました。
ときには言い訳のように、ときには自信満々に。
「こうでなければならない」という思い込みからではなく、「自分が一緒にして楽しいかどうか」という気持ちを優先させると楽になれるのではないでしょうか。
子どもにも、お母さんが楽しんでいたことのほうが印象に残っているようです。
どうしてもしなければいけないこと以外、たまには目をつぶり上手に手抜きして、お母さん自身がご機嫌でいられる時間を増やしましょう。
皆さん十分立派なお母さんです!大丈夫!大丈夫!!
↓こばやしさんの過去のコラムはこちら↓
・人生に花が咲くクリアリング~心のブレーキを外します~①/潜在意識のお話
・人生に花が咲くクリアリング~心のブレーキを外します~②/エネルギーのお話
↓過去の「気軽に子育て」はこちら↓
・⑧セルフコンパッションニスト・陽野(ひの)ひかりさん「親子・パートナーシップをより良くする方法」(後編)
・⑦セルフコンパッションニスト・陽野(ひの)ひかりさん「親子・パートナーシップをより良くする方法」(前編)
↓「ライフ」のほかの記事はこちら↓
・キラリ★パパさんママさんVol.37大橋未基さん(岡山市、スぺースむすひオーナー)
こばやしかつよ(Healing Salon ぽかぽか)
歯科勤務6年半、介護職15年を経てクリアリングと出合い、セッションを受けて人生が大きく変化。
自分と同じように葛藤しながら生きている方のお役に立ちたいと思い活動中。
セッションのお問い合わせ、ご予約は公式ラインよりお願いいたします。