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前編
LaLa座談会2017 ~喜びや感動、不安、悩みもみんなで共有し合い、親子でより楽しい毎日を~

出産や子育てで広がる新たな世界。子どもの日々の成長がかわいくてたまらないときもあれば、思うように言うことを聞いてくれずイライラしてしまうときもあります。そんなママたちの思いを吐き出せる場所、悩みを解消できる場所、知りたい情報を見つけられる場所、それがLaLa Okayamaです。ホームページリニューアルに伴い、LaLa編集部のメンバーである子育て経験豊富なママたちに集まっていただき、いろいろな本音をうかがいました。

内田 亜矢子(うちだ・あやこ)笠岡市出身(岡山市在住)。8歳(小2)男児のママ。(以下:編集デスク)

石川 智美(いしかわ・さとみ)倉敷市出身(岡山市在住)8歳(小2)、10歳(小4)女児のママ。(以下: I )

樋口 由香(ひぐち・ゆか)総社市出身(倉敷市在住)9歳(小3)女児のママ。(以下:H)

佐藤 香名(さとう・かな)井原市出身(倉敷市在住)17歳(高2)女子、15歳(中3)・13歳(中1)男子、6歳女児のママ(以下:S)

西川 敬子(にしかわ・けいこ)兵庫県出身(岡山市在住)11歳(小5)女児のママ(以下:N)

藤井 弥生(ふじい・やよい)岡山市出身(岡山市在住)12歳(小6)男児のママ。(以下:F)

ボウズ 満恵(ぼうず・みつえ)岡山市出身(岡山市在住)10歳(小4)女児、8歳(小2)男児のママ。(以下:B)

後藤理永(ごとう・りえ)津山市出身(津山市在住)15歳(中3)女児・12歲(小6)男児・9歲(小3)男児のママ。(以下:G)

編集デスク:まずは、みなさんの妊娠時を思い出してください。何を基準にして出産する病院を選びましたか?
N:食事がおいしくて、立ち会いが可能かどうか。里帰り出産だったので、地元の友達に体験談や評判を聞いた。通院の病院は会社から近いところを選んだ。
H:私は家の近くの病院に。友達の評判もよかったから。本当は水中分娩や自宅分娩が希望だったけど、夫の考えが“昔人間”で無理だった(笑)。
G:やっぱり食事のおいしさが決め手よね。思い出せば、1人目、2人目は安産で痛みもほとんどなかったのに、3人目の出産後は後陣痛がひどくて。
S:そうそう、4人目になると即、痛み止めを出してもらったよ。病院によっては「その痛みを受け入れて」って薬をくれないところもあるらしい。陣痛・分娩・回復をすべて同じ部屋で行うことができるLDRのある病院もいいよね。移動がない分、精神的にも肉体的にも負担が少ないかな。
B:大学病院はトイレなどあちこち移動しなきゃで大変だった…。

編集デスク:どんなマタニティーライフを過ごしましたか?
N:友達とゆっくりランチに行ったり、赤ちゃん雑誌を見るのも楽しみだったな。仕事柄、雑誌を見ていても不自然ではない会社だったので(笑)。ゆっくりできるマタニティーライフは1人目妊娠時のみよね。
H:最近の妊婦さんを見るとお化粧もネイルもばっちりで、女子力の高い人が多いよね。
F:私の場合、妊娠してから大学病院に入院していたので、満喫できなかった。食事がおいしいとか、いいなって。不妊や不育など入院事情はいろいろで、私は入院していても動くことができたけど、ずっと寝たままでいないといけない人もいた。それを見て申し訳ないなと思った。高齢出産が増える中、楽しいマタニティーライフを過ごせない人もいるかな。
S:そういったプレママさんたちの不安や悩みが少しでも軽くなるような情報もLaLaで発信できたらいいよね。

編集デスク:産後、困ったことや不安などはありませんでしたか?
H:子どもがなかなか寝ない子で大変だった。私もなかなか寝られなくてつらかった。
S:1人目が生まれた時、今までの生活環境ががらりと変わり、眠れないし、しんどくて。周りに「かわいい」って言われても、素直に喜べず、孤独な子育てだと感じたことも。でも、子どもを育てていきながらやっと愛おしく思えるようになった。いろいろな苦労や葛藤があって、時が経って親になるんだろうな。
N:子どもが嘔吐下痢で病院にかかったとき、すでに快方に向かい安堵しているにもかかわらず、もっと心配をあおるような言葉を医師に言われたことがあった。すごく嫌だった。病院にかかるママたちは不安で仕方ないわけで、もっとママたちに寄り添い、少しでもその不安が軽くなり、前向きになれるような言葉がけがほしかったな。
I:私たちの世代は産後、実家に帰ればお母さんがいてフォローしてくれたけど、今の若い世代のお母さんは働いている人が多いので、実家に帰っても助けてもらえない。何でも自分でやらなきゃいけなくて、いろいろとしんどいと思う。
F:岡山市などは愛育委員さんが家に来て、絵本をプレゼントしてくれる「こんにちは赤ちゃん事業」を展開している。行政の方々にはそういう機会などを大事に、ママたちの生の声をしっかり聞いて、求められることを感じてほしいなと思う。

編集デスク:子どもが誕生してから何が大きく変わりましたか?
H:名前でも苗字でもなく、「〇〇ちゃんのママ」と呼ばれるようになったこと。最初は違和感があった。
N:家の中で子どもと過ごす時間がメインになって、特に赤ちゃんの時は家に引きこもりがちに。会話する相手が減り、散歩ですれ違うおじいちゃん、おばあちゃんくらいで(笑)。ランチや飲み会などに今までのノリで行けなくなり、会うきっかけもなくなって徐々に縁遠くなってしまった友達もいる。
B:子どもと過ごす時間が増える分、社会とのつながりが途絶えたように思え、まさに疎外感。つながりを求めて今度は子どもと一緒に出掛けられる場所を探し、張り切って近所の親子クラブに参加したのに、まだ早かった。まだ字も書けないしハサミも使えないしで、何もできず。私の息抜きにもならなかった…。
F:新たな場所に勇気を出して行ったにもかかわらず、そこでママたちのグループがすでにできていたりして、居心地が悪いときもある。息抜きするつもりが、逆に気を遣うことになるよね。
B:むしろ、妊娠中に通っていた病院の母親学級の方が同じ月齢の子どもやそのママとかかわれ、発達を見比べたり、お互いの悩みを相談したりすることができたので、おすすめ!
G:私の場合は地元に住んでいて、同じくらいの子どもがいる友達と出掛けられる機会も多く、仕事も融通が利いたので、産後の孤立感も社会から離れた疎外感もあまり感じることはなかったかな。

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