繊細なあなたへ～HSPについて知ろう④勢いで動いて、反省会しちゃう時は…

こんにちは！HSPメッセンジャーのいくたはるなです。さて、前回は「予定詰め込みすぎ問題」についてでした！本日もHSP（Highly Sensitive Person）さんと、刺激を求めて動くタイプのHSS（High Sensation Seeking）を合わせ持つ方からよく聞くお話です。

■つい勢いで動いちゃって“一人反省会！？”しちゃう時は

「やり過ぎた…勢いで動いてしまった」と感じる経験はありませんか？HSS持ちのHSPさんは瞬発力も持ち合わせていて「これした方がいい！」なんて思った瞬間に相手へ伝えていたり、バーッと行動したり。そんな風に勢いよく動くことができます。

ただその後に、今度は「やり過ぎちゃったかな？」「周りの人が付いてこれてないかな？」なんて気になってグルグルと考え続けてしまうということが多いHSP気質。今、記事をお読みのあなたはいかがでしょうか？

私もそんな経験があります。例えば、仕事で調べものを任された時、そこまでやらなくていいのに調べ続けていたりとか、そこまでしなくてもいいのに人のことが気になっておせっかいをしてしまうとか…。思い出すと、顔が熱くなってしまうような、恥ずかしい経験もたくさんあります。

■人生には成功か、成長しかない

だけど、そんな個性を持つLaLa世代のHSS/HSPママさんに大切にしてほしいことがあります。「人生には成功か、成長しかない」という言葉をご存知でしょうか。私はこの言葉を知ってから、より「失敗する」ということにOKを出せるようになりました。

■行動には理由がある
勢いよく行動しちゃった時も、その行動をした理由があるはずなんです。

「今の自分に必要だと思った」

「思いついたことを伝えた方がいいと思った」

「すぐに対応する方が相手に親切だと思った」

「どこまでやればいいか程度が分からなくて頑張っていた」

「確認するのも相手も忙しそうで申し訳ない気がした」
など。

その想いって、悪いものではないですよね。
だから勢いよく行動したことを悪いものとしてだけ見ることはないんです。

勢いよく行動して、あとからよく考えたら・・・別の方法があったかも、と思うことも、とても、貴重な経験です。
この経験（＝成長）が自己理解を深める材料になり、これから先の判断をする時に役にも立ちます。

また、自分一人で反省会をしている時は、「ＮＧだよねこれ」って思うことばかりに目が向いてしまいがちです。でも、その一つの経験の裏には必ず得ているものもあるんですよね。別の見方をすると、「失敗したなぁ」と思うことでも、こんなことが得られていませんか？

・現状が分かった

・経験が積めたから次は別のやり方ができる

・自分の苦手な部分が分かった

・同じような失敗をした人の気持ちが分かるようになった

・周りの人に助けてもらったりフォローしてもらえて、感謝の気持ちをもてた

などなど…。

■落ち込んでしまうのは、完璧主義だからかも？
私も「やりすぎたかなぁ」「確認不足だったかなぁ」と、渦中にある時は確かに一度しょんぼりもするけれど、今は、「等身大の私が分かったなぁ」と受け入れ、一人反省会を脱出しやすくなりました。それは、自分に完璧主義な部分があること気づいたからです。
HSP気質があると、深く広く思考してもっとこうしたら良かった、と後から思いつくことも多いのです。
けれども、「最初からそれに気づいておけば良かった」と思うのは、求め過ぎですよね。

ひどく落ち込む癖がある方は、私のようにある意味、今の自分を大きく完璧に見積もる、完璧主義になっているかもしれません。

しかし、完璧主義で、常に成功しないといけない、という状況で生きていると、苦しくもなってきます。特に、親子ともに成長過程にある子育て中はイレギュラーの連続。やりすぎたり、足りなかったり、そんな経験を積めることを「いい経験になったね」と前向きに捉えていきたいですね。

■まとめ:勢いあまって行動しちゃう癖も、感謝と工夫で楽しんでいこう

ここまでに、勢いよく行動しちゃってやりすぎたかな・・・と反省会している時でもその行動には理由があるということ。同時に得ているものもあるということをお伝えしました。
さらに、完璧主義になっていないか？ということも。

最後にお伝えしたいのは、「勢いあまってやり過ぎる・・・」と反省している人の周りの人は意外と、そんな個性を受け止めてくれているかもしれないよ、ということです。そう、自分の個性って結構ばれているものなんです。

私の場合は、家族もそんな私の個性を知っているし、仕事をする場でも、ばれてるなぁと感じます。だから、一人でなんとかしようとせずに「やりすぎちゃうことがあるんだよね。」そう周りの人に伝えてみるのはいかがでしょうか。
気の知れた中だと「知ってるよ」という反応が返ってくるかと思います。あるいは、　「そう思ってたの？そんなこと気にならないよ」という反応もあるかもしれません。

自分の苦手な部分の話をするのは、少し勇気がいることです。でも、上手くいかないことがあっても、それを受け止めて前に進む力に、人は大きく勇気づけられます。HSS/HSPさんはそんな勇気を与えられる存在になれる人。
支えてくれる人に、感謝の気持ちを表すことができれば、大丈夫。いつも、得ているものに目を向けていきたいですね。

★アーロン博士のHSPセルフチェックご紹介♪

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