1972年に伯備線経由の特急列車として誕生した「やくも」。この春、美しく乗り心地もアップした「新型やくも」が登場します。家族や友人みんなで列車旅に出かけませんか。(取材協力/西日本旅客鉃道岡山支社)
走る姿も乗り心地も、新しい「新型やくも」が4月6日(土)にデビューします!
1972年、山陽新幹線開業に合わせて伯備線経由の特急列車として誕生した「やくも」。1982年からは現在の車両(381系・国鉄車両)になり、現役で活躍してきました。
このたび、約40年ぶりに新型車両(273系)にリニューアル。岡山駅から出雲市駅間15往復のうち、6往復が新型車両に。そして6月15日(土)以降は全てが新型車両になります。
車体のカラーコンセプトは「沿線の自然・景観・文化・歴史を尊び、お客さまと交感するブロンズ色」、その名も「やくもブロンズ」。
宍道湖に沈む夕陽の鬱金(うこん)色、たたら製鉄の黄金(こがね)色、大山夏山開き祭のたいまつのような銅(あかがね)色、赤瓦の町並みの赤銅(しゃくどう)色という4つのブロンズをベースに作られたオリジナルカラーです。
従来の車両と大きく変わるのは快適性。乗り物酔いを軽減する「車上型の制御付き自然振り子方式」、リクライニングに合わせて座面の角度を変化させる「チルト機構」をJR西日本特急列車で初めて採用。
座席間隔を広げてゆったり感をアップさせ、車内Wi-Fi、全席にコンセントを完備しています。グループ向け座席も新登場。
新登場 プライベート空間の「セミコンパートメント」
家族や友人などグループでの旅にピッタリ。天然木材を使ったフラットなテーブルに、足を伸ばせるシートを配置したことで、ゆったりくつろげる空間に。普通車指定席と同じ料金で利用可能。
グリーン車指定席
グリーン車指定席は、山陰の文化・風土を演出。黄色をベースに、富と長寿の象徴とされる亀のこうらをイメージした「積石亀甲」模様をあしらっています。
普通車指定席
普通車指定席は、沿線の自然・風土を演出。緑色をベースに、シートには人を守る魔除けの意味もある「麻の葉」模様をあしらっています。
多目的室
多目的室は休養や乳幼児の授乳など、周囲を気にせず利用可能。
荷物スペース
荷物スペースは大型荷物もらくらく収納。
車椅子スペース
車椅子スペースは、窓・座席に隣接したスペースを設置。
車内チャイム
駅発着時・車内での案内放送前に流れる車内チャイムでは、山陰ゆかりの大人気バンド「Official髭男dism」の楽曲を使用。
「新型やくも」の詳細や運用についてはこちらからチェック
【運転開始】
◆2024年4月6日(土)~4月25日(木)
岡山→出雲市:やくも5・7・11・21・23・27号
出雲市→岡山:やくも4・6・10・20・22・26号
◆2024年4月26日(金)~5月6日(振休・月)
岡山→出雲市:やくも5・7・11・13・21・23・ 27・29号
出雲市→岡山:やくも4・6・10・12・20・22・ 26・28号
◆2024年5月7日(火)~6月14日(金)
岡山→出雲市:やくも3・5・7・11・13・17・21・23・27・29号
出雲市→岡山:やくも2・4・6・10・12・16・20・22・26・28号
◆2024年6月15日(土)から
岡山→出雲市:全15列車 ※6月15日(土)やくも1号のみ381系
出雲市→岡山:全15列車
【おススメのきっぷ】
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宍道湖
松江駅から玉造温泉駅の間で臨める湖。夕景の美しさは絶景で「日本夕陽百選」にも選ばれています。
大山
岸本駅(伯備線)から伯耆大山(ほうきだいせん)駅の間で臨める名峰。新緑、紅葉、雪山と四季や自然を満喫できます。
出雲大社
神々の国と呼ばれる出雲。縁結びの神様として名高い大国主大神がまつられており、全国から多くの参拝者が訪れます。
皆生温泉
日本海に面した海辺の温泉地。県下一の湧出量を誇ります。間近には大山も臨め、美肌効果にも優れているそう。
「どじょう掬いまんじゅう」
白あん、抹茶あんなど種類も豊富
「特急やくもラベル 大山Gビール 」
「松葉かに処 焼かにせんべい」
「山陰銘酒めぐり 出雲編」
※すべて山陰エリアの主要駅にあるお土産店で購入可能
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