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生涯の家庭円満!子育て期に夫婦で育てる「最強パートナーシップ」①/25年目に気づいた夫の大切さ

新しい命の誕生!家族が増え、新生活スタート-幸せに満ちた日もあれば、時には辛い、悲しいなど…さまざまな日常が待っています。

妊娠期から産後、子育て期のさまざまな出来事は、夫婦の絆が深まることもありますが、場合によっては悪化してしまうことも。

 

“家族の明るい未来にむけて”

 

理想の暮らしや働き方を、夫婦で協力しながら一緒に目指していけるように。お互いに理解・協力し合うことを諦めず、パートナーシップを築くヒントをお伝えします。

 

はじめまして。夫婦修復カウンセラーの髙田みすみです。今月から月1回、夫婦に関する記事を書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

さて、このサイトを訪れる皆さんの中には、「子育て真っただ中!?」のママも多いですよね。子どもが生まれてからというもの、夫のことはさておき子ども中心の生活となっていませんか?

もちろん最近は夫婦両方が育児休暇を取り、二人で協力して子育てする家庭も増えています。しかし一方で、まだいろんな制度や体制が整っておらず、「パパは仕事で忙しく、育児はママに任せっきり」の家庭も多くあります。

家事も育児も家計もすべてママ中心となってしまい、心も体もいっぱいいっぱい。そんなママのことを思うと、自分の子育てを振り返って胸が痛くなる思いです。

 

そんなママたちに伝えていきたいメッセージは、家庭の基盤となる夫婦円満のヒントやエッセンスについて。これから30、40、50代と少し先の未来に向けて、世のママたちが穏やかで幸せな毎日を送っていき、家族全員が居心地の良い家庭になると良いな-という願いを込めてお伝えしてきたいと思います。

 

夫婦関係の大きな節目

もう少し私の話をさせてくださいね。ここからはざっくばらんにお話しします。

29歳で結婚して今年54歳、これまでいくつかの節目がありました。一人目の子どもが生まれてすぐ、薬の事故がきっかけでパニック障害(今は完治)になったこと、親の介護や看取りなど、さまざまな出来事が人並みにありました。そんな中でも、私にとって今までで一番大きな出来事として、夫の行動がきっかけで夫婦関係が悪化する出来事がありました。

 

長くなるので途中端折りますが、この出来事が私にとって、そして私たち夫婦にとって、また家族全員にとって、どちらに舵を切るかで未来が大きく変わる節目となりました。

 

年月をかけ夫婦関係も変化

「どちらに舵を切るか」というのは、「離婚」もしくは「修復」という二方向です。

私が取った方向は「修復」でした。理由は「夫を愛していたから」というのが一番。そしてもう一つ、よく考えると“自分にも非があったのでは”と思い付いたからなんです。

 

もともと傍から、例えば友人からは「あなたのところは安定の仲の良さ」と言われ、私もその認識で、子どもが生まれてからも夫に対して無頓着に過ごしていました。

 

でも今思えば当時、私の心には「私がいなきゃ家は回らない」という高慢さがあり、「夫は子どものことなんかほったらかし!」という不満があり、「子育てを私が一人で担っている」という気負いもありで、20年という年月をかけ徐々に夫へ笑顔を向ける日が減っていったのです。

 

特にここ数年前までは、両親の介護にも疲れいつもイライラし、子どもの教育に目を向けない夫、私のことを心配してくれない夫、実家のことを気にかけてくれない夫に不満だらけになっていきました。

 

子どもの自立で“心が暇”…

その後、父が亡くなって1年経ち、長女は県外に就職。4人で住んでいた家族が私たち夫婦と次女の3人になりました。

「家族って、アコーディオンのようだ」と誰かが言っていました。広がったかと思うと、また縮まって閉じていくと。子どもはいつか必ず巣立つんですね。

私も一抹の寂しさを感じ、「そろそろ老後の夫婦のことを考えないと」と思ったのです。

 

振り返ると当時の自分に対し、「え?今さらっ?」って感じです。長女の自立による寂しさと同時に、急に“心が暇”という感覚になったんです。「子どもは社会の大切な預かりものとして育てる」という認識はあったものの、子離れって案外大変ということを身をもって体験しました。

 

そこで「これからは夫を大事にして、自分自身が精神的に自立しないと!」と、娘がいなくなった寂しい気持ちをなんとか立て直そうとしました(遅いですよね。気が付くのが。しかも私中心の考えです)。

 

まあ、調子がいい話ですが、やっと夫に意識が向くようになったのです。そうすると、今まで気付いていなかったことに気が付いたのです。夫の気持ちが私から離れているということに。

 

考えてみれば当たり前です。今までいるのが当たり前と思い、夫に対して、空気のような扱いをしてみたり、敵意むき出しだったりしたのが、急に「私の愛する夫」と翻り「妻」という態度に出られても。いくら器の大きい旦那さんでも、そんな20年以上も相手のことを“白馬の王子さま”のごとく待っていられませんよね。

 

最強のパートナーシップとは“感謝すること”

もちろん、どん底に気付いた時はものすごいショックでしたし、怒りも相当こみ上げました。しかし段々と冷静になり、「私が夫をそうさせたのだな」ということに気付いてから、修復という方向にしっかりと目を向けていきました。

 

修復には1年かかり、その後2年が経とうとしています。私たち夫婦は現在、それはもう仲の良い夫婦だと自信を持って言えます。修復というよりは再構築された感じです。

二人で旅行に行ったり、休みの日にモーニングへ行ったり、趣味のゴルフに出かけたりと、夫からもとても大事にされています。

 

長々と私の話をしてしまいましたが、ここで伝えたいことは、「夫という存在を忘れないでほしい」ということ。子どもが幼いうちはどうしても子育て中心の生活になってしまいますが、「子どもはいつか巣立つ」のです。

 

何もしてくれない夫、仕事中心の夫のように見えるかもしれませんが、実は“見えない大きな傘”であなたを雨からしのいでくれているのです。

見えない傘に目を向け、夫の存在や小さな出来事に感謝すること-これさえ忘れなければ、きっと私のようにはなりません。

 

それだけでなく、楽しいことは2倍、そして辛いことは半分に夫と共有できるようになるでしょう。

 

長くなりましたが、第一回目のメッセージ、今日はここまで。次回からは、「夫婦円満の為のエッセンス」をお伝えしていきたいと思います。

 

高田みすみ(夫婦修復カウンセラー、公認心理師、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー)

カウンセラー歴16年。延べ6000件以上の相談経験と、どん底の関係からとても仲の良い夫婦に変われた経験を元に、生涯愛される妻になれるヒントや方法をお伝えしています。

 

HPhttps://bachflower.biz/

ブログhttps://ameblo.jp/tsudakadai/

 

 

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