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【親子で学ぶ】自己肯定感の高め方①/自己肯定感って、なんだろう?

・注意されると「自分はダメだ…」と落ち込むことが多い
・「つらい」「疲れた」「逃げたい」などネガティブな言葉が口癖
・仕事が忙しく、健康や美容にあまり興味が持てない
・人と話した後、なぜか心がとても疲れる
・なんだかモヤモヤした不安を感じている
・他人の目、周りからの評価を気にしすぎる

「これ私かも」「あ、うちの子こんな感じだ」と思ったあなたにお届けします。

本コラムでは、子育てアドバイザーで自己肯定感アカデミー認定講師~アナタの心を照らす最幸ママ~柘野 麻衣(つげの まい)が、「お母さんの自己肯定感を高めるヒント♪」そして「子どもの自己肯定感を高めるヒント♪」をご紹介していきます。

私の息子(小3)も昨年までは「オレはダメなんよ」「オレはできない」と口癖のように言っていました。
でも今年から少しずつ変化が見られるようになり、今では「できるかもしれない」「自信がつくかもしれない」「やってみよう」「大丈夫じゃろ~大丈夫じゃろ~」という言葉がたくさん聞こえてきます。
この息子の変化の秘密もご紹介していきたいと思います。

まずは「自己肯定感とは何なのか?」「どんなものなのか?」ということを知っていきましょう♪
後半では、子ども向けコラムとして自己肯定感についてわかりやすく解説しています。是非お子さまと一緒に読んでみてくださいね♪♪

 

●【保護者さま向け】自己肯定感ってなんだろう?

自己肯定感とは、「自分の存在を肯定的に受け止め、自分を価値ある人間だと認めることができること」です。
さらに言うと、自己肯定感は「自分自身の人生を支えるエネルギー」なのです。しかもそのエネルギーは、生きている限り絶えることがない再生可能なエネルギーと言ってもいいでしょう。

 

・自己肯定感はつねに変化する

エネルギーは、常に同じレベルや状態にあるわけではありません。自己肯定感はその時々の状況によって高くもなり、低くもなります。
そういう意味では、自分の自己肯定感が低いと感じている人より、むしろ高いと思っている人の方が要注意です。
ジェットコースターを思い出してみてください。高ければ高いところほど、落ちていくスピードは急ですよね。
自己肯定感はつねに変化します。「自己肯定感は上下するもの」だと知るとともに、「現在の自分の自己肯定感がどのような状態にあるか」に気付くことがとても重要なのです。

もう一つ知っていただきたいことは、自己肯定感の強い人と弱い人がいるという事実です。
生まれ育った環境や教育によって、自己肯定感が強く養われている人と弱くて頼りない状態のまま大人になる人がいます。
つまり自己肯定感というエネルギーの多い人と少ない人がいるのです。

 

・自分という一本の木を支える「6つの感」

なぜ自己肯定感はつねに揺れ動くのでしょうか。
それは自己肯定感が次の「6つの感」に支えられ、それぞれが安定していないからです。

1. 自尊感情:自分には価値があると思える感覚
2. 自己受容感:ありのままの自分を認められる感覚
3. 自己効力感:自分にはできると思える感覚
4. 自己信頼感:自分を信じて行動する感覚
5. 自己決定感:自分で決定できるという感覚
6. 自己有用感:自分は何かの役に立っているという感覚

 

この「6つの感」は、一本の木にたとえると、わかりやすくなります。

1. 自尊感情:「根」/バリュー(自分には価値があると思える気持ち)
2. 自己受容感:「幹」/レジリエンス(「I‘m OK!」と言える折れない心)
3. 自己効力感:「枝」/チェンジ(できると思える感覚。自身の変化は可能!)
4. 自己信頼感:「葉」/グリッド(やり抜く力)
5. 自己決定感:「花」/モチベーション(自分で決められる力。だからこそ成功したらうれしい)
6. 自己有用感:「実」/ハピネス(役に立っていると思える気持ち)

それぞれの「感」がさまざまな影響によって揺れ動いているわけですが、どれか一部が大きなダメージを受けると、一本の木全体のバランスも崩れてしまいます。

 

●あなたの自己肯定感は今どうなっている?「6つの感」の状態は?

では、あなたの自己肯定感が今どうなっているか、セルフチェックしてみましょう!
「○がたくさんついたからダメ」「○が少ないから大丈夫」ということではなく、自分の状態を知るためにチェックしてみてくださいね。


中島 輝 著『自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ)P.35

 

・「6つの感」の状態は?

では、チェックシートの各質問に「6つの感」を対応させてみましょう。○がついた項目の感覚が低くなっているということです。


中島 輝 著『自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ)P.74

 

いかがでしたか?皆さんはどの「感」が下がっていたでしょうか。
下がっている「感」の解決方法は、2回目以降のコラムで「6つの感」ごとにご紹介していきます。

 

●【お子さま向け】あなたは自分に「いいね!」といえる?

・自信をつくっているのは「自己肯定感」

ここからはお子さまへ向けたお話です。
あなたの「自信」をつくっているのは「自己肯定感」というものです。
「自己」は「自分」という意味。つまり、あなたのことです。
そして「肯定」は「YES!」「いいね!」ということ。
例えば「この絵がいいね」と言われたとき、「そう思わないよ、イヤだね」ではなく、「そう思うよ、いいね!」ということが肯定です。
つまり、自己肯定感とは、「自分に『いいね!』といえること」です。

 

・あなたは、自分に「いいね!」と言えますか?

自分に「いいね!」と言えるかどうかで、あなたの人生はまったく違ったものになります。
自分に「いいね!」と言えるなら人生はおもしろくて楽しいものになり、自分に「いいね!」と言えなければ人生はつまらなくて辛いものになります。
どうしてかと言うと、自己肯定感は「人間が生きていくための大事なエネルギー」だからです。

自分に「いいね!」と言えない人は、ちょっと失敗しただけで「やっぱり自分にはできない…」とあきらめてしまいますから、将来の夢を叶えることが難しくなります。
反対に、自分に「いいね!」と言える人は、どんなに失敗しても「絶対に諦めないぞ!」と努力を続けることができます。
そうして夢を叶え、人生を楽しく素晴らしいものにしていけるのです。

 

●自信は根っこや葉っぱでできている?

・自己肯定感を支える「6つの力」

あなたの「自信」をつくっているのは、「自分に『いいね!』と言えること」である「自己肯定感」です。
この「自己肯定感」は、「6つの感」というものに支えられているのですが、みんなにもわかるように、「6つの力」に言いかえてみます。

 

・自己肯定感を支える「6つの力」

① 自尊感情 → 自分を大事に思える力
② 自己受容感 → 「自分は自分のままでいい」と思える力
③ 自己効力感 → 「自分にはできる」と思える力
④ 自己信頼感 → 自分を信じられる力
⑤ 自己決定感 → 自分で決められる力
⑥ 自己有用感 → だれかの役に立てる力

そしてこれらの「6つの力」は、まるで木を支える根っこや枝、葉っぱのように、自己肯定感を支えていきます。たとえば、「自分を大事に思える力」は木の「根っこ」、「『自分にはできる』と思える力」は木の「枝」です。次回から詳しく説明していきます。

 

 

 

つげの まい(子育てアドバイザー・自己肯定感アカデミー認定講師)

教育に携わり15年。一児の母として学んだ親子コーチングを実践し子どもの変化を実感!現在は、日本で唯一の“自走式学習”を提供する塾テラコヤイッキューのスタッフとしても活動中。子どもたちの笑顔・幸せのために、まずはお母さんが楽に豊かに幸せに生きるヒントをお届けしています。

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