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特別編 ドラマー・ペギさん(GMA)インタビュー【前編】
子育てママにもっと音楽を!! 編集部ママ記者Hiyoの ~Life with music~ 特別編

家事や育児に追われ毎日を慌ただしく過ごしている子育て世代の方にこそ聴いてほしい、厳選した音楽情報をママ目線でご紹介する「Life with music」。今回からは特別編として、vol.13でご紹介した4人組ロックバンド「グッドモーニングアメリカ(GMA)」のドラマー・ペギさん(津山市出身)への単独インタビューの模様を前後編にわたってご紹介!音楽のお話はもちろん、幼少期のエピソードや家族への思い、岡山の子育てママへのメッセージなどを伺いました!

ペギ(本名:杉野浩史、33歳)
1984年11月2日津山市生まれ。東京都在住。AB型
名前の由来は、「杉野→すぎのっぺ→ぎのっぺ→ぎぺ→ペギ」とのこと。

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まず、ドラムとの出合いを教えてください。
中学のころバスケットボールが好きで、友人の家で毎日練習していたんです。友人には5歳くらい上の兄がいて、庭の隅にバンド練習ができる小さなスタジオを作っていました。そこから漏れるドラムの音がだんだん気になってきて、そこで叩かせてもらったのが最初です。ほかの楽器もあったのですが、ドラムにしか興味を持てなかったです。

プロを意識しはじめたのはいつごろですか?
それ以来ドラムの虜になってしまって、家で枕を叩いて洋楽をコピーしたり、バスケ練習のときも友人宅へ早く行って叩かせてもらったりしていました。高校に入ってからは「PIKEY(パイキー)」という3ピースバンドで活動していて、そのころにはもうプロを意識していましたね。

現バンドGMAに加入したきっかけは?
PIKEYでのデビューを目指し21歳で上京して半年後、諸事情でバンドは解散。でも、ぼくはもう少し頑張ってみようと帰郷はせず、音楽スタジオでバイトしながらメンバー募集を見ては応募してドラムを叩かせてもらっていました。そんな中、知り合いだったGMAのメンバーから声がかかり、スタジオ練習に参加。実はそのまま正式メンバーだと発表されることなく今に至っているんです(笑)!


20歳のころ、「PIKEY」でのライブ

小さいころはどんなお子さんでしたか?
とにかく親の言うことを聞かない子でした。指図されるのが嫌いで、人に教わるのも好きじゃないのでドラムも独学。負けず嫌いな部分もあって、高校受験のとき担任に志望校を告げると鼻で笑われてしまい、その悔しさだけをモチベーションに合格したこともあります。

ご両親とのエピソードを教えてください。
思春期は親からの助言などが煩わしくて、家の中で孤立していました。でも、両親ともに心配する一方、どこかで信用してくれていて、ぼくの性格を理解して見守ってくれていたと感じています。お陰で今は好きなことを仕事にでき、充実した毎日を送れています。上京して両親の大切さに気付けたので、今は記念日にプレゼントを贈ったり、毎年必ず3人で旅行に行ったりと関係は良好。思春期の反動で今、親孝行できることが嬉しいです!


自我が強かったという子ども時代(写真は3歳のころ)

幼少期の音楽環境は?
両親は音楽に熱心ではなかったので、いわゆる英才教育的なものはまったく受けていません。音楽との関わりは14歳でドラムと出合ってスタートしたので、最初はリズム感もなくとても苦労しました。プロへの願いも理解してもらえず歯痒い思いをしましたが、「何もないところからでも努力すればプロになれる」と実現させたので、同じような環境の人たちの希望になれると嬉しいです。

具体的にどのような努力をしてこられましたか?
「自分に特別な才能はない」と、人の何十倍も練習するよう意識してきました。例えば、夜中どんなに疲れていても、寝る間を惜しんで練習しないと才能がある上手い人には追いつけません。また今度、ソロプロジェクトとしてDJとのユニットで初めてライブに挑戦します!常に新しい目標を念頭に置き、それに向かって努力し続けることが評価に繋がる。才能がある者が成功するのではなく、努力した者が報われる。ぼくはそれこそが正義だと信じています。

ペギとDJ MEEによる 2人組ユニット「BIG&MEE」。
GMAの曲はもちろん、最新J-POPや洋楽などのサウンドと生ドラムの融合に挑戦。

現在も継続されていることはありますか?
今も毎日8時間ほど必ず練習しますが、翌日の練習のためお酒は絶対飲まないようにしています。本当は飲めるのですが、翌日体調が悪いと「昨日のお酒は正解だったのか?」と自分を責めてしまうので‥。また、練習前にはジムに通って体力作りも心がけています!

「親」になった時の理想や「子育て」に対するイメージはありますか?
子どもが自分と似た性格だったら育てる自信が無いかもしれませんね(笑)。ぼく自身、両親から食事のマナーや箸の持ち方、食べ方など厳しくしつけられたので、そういったマナーは教育すると思います。あとは、ピアノを習わせたいですね。音楽家になってもピアノは邪魔にならないですし、ドラムを演奏するうえでもコードが分かるのは強みになります。

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次回(10月下旬掲載予定)は11月に発売するニューアルバムや岡山の子育てママへのメッセージ、そして岡山のドラムキッズからの質問などについて伺いました!後編もお楽しみに!

グッドモーニングアメリカHP
ペギさんソロプロジェクト「BIG&MEE」
ペギさんツイッター

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