2020年1月より、
お口を育てる = 食べる、話す、正しい呼吸 を育てる = 美しい歯並びと口元を育てることについてお話ししてきました。
1~3月までは食べることに関してでしたが、4月は正しい呼吸法の育て方についてお伝えします。
お口を育て身体を守る呼吸法 = 本来の呼吸法 = 鼻呼吸
肺で呼吸する動物はみんな鼻で呼吸しています。
人間は言葉を話すために口呼吸ができるのですが、口呼吸が日常的に続いてしまうといろいろな弊害が起こります。
口呼吸とは、吸う息か吐く息かどちらかでも口で行うこと。
ほとんどお口が閉じているようでも少しだけ口に息が通っていることもあります。
・いつもお口が開いている
・富士山のような口元(アヒル口)
・アゴに梅干しのようなシワができる
・食べる時にクチャクチャ音がする
・くちびるがよく乾く
・いびきをする
・舌に歯型がついている
口呼吸になると唾液の機能、喉にある免疫系の機能、自律神経のバランスが崩れます。
また、乾燥した空気では肺で酸素交換が十分行われないため、さまざまな悪影響があります。
・歯や口の病気(歯並びや噛み合わせの不正・歯周病・むし歯・口臭など)
・消化器の病気(胃炎・便秘・下痢など)
・呼吸器の病気(風邪・インフルエンザ・肺炎・気管支炎など)
・アレルギー(アトピー性皮膚炎・喘息・花粉症など)
・精神疾患(鬱・全身倦怠など)
・膠原病(リウマチ・シェーグレン病など)
・その他(学力運動能力の低下・体の冷えなど)
・菌やホコリを取り除く
・吸った空気の加湿・温度調整
その結果・・・
①十分な酸素が吸収される
②免疫向上
③脳の活性化
など全身の機能や能力、発育にメリットがあります。
鼻呼吸を育てるためには舌やお口の周りの筋肉バランスを育てることが大切です。
今までお話ししてきた
・授乳の姿勢(2019年10月)
・あいうべ体操(2019年9月)
・離乳食での唇や舌の発育(2019年6月)
も鼻呼吸を育てることにつながっています。ぜひもう一度読み返してみてください。
次回は、それぞれの年代でお口を閉じて鼻で呼吸するためのポイントをお伝えします。お楽しみに♪
オトナが見えているようで見えていない!子どもの本当のキモチ/③一枚の絵からこんなことまでわかっちゃう!「おえかき」は心のバロメーター
【でぇれ~体験 ぼっけ~感動】体験の風をおこそう推進事業/イベントカレンダーサイト公開
オトナが見えているようで見えていない!子どもの本当のキモチ/①知らず知らずのうちに子どもたちはこんなに影響を受けている!大人が「当たり前」と感じている日々の生活の影響とは?
ママ楽♪おやこの作り置き/かんたん“時産”ごはんのススメ②お野菜たっぷり♡かんたん五目うま煮
三宅医院