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[歯科医師ママの健康教室]お口がポカンと開いていませんか?お口を育てる呼吸法 〜学童期〜

 

前回は、お口を育て身体を守る呼吸法 = 本来の呼吸法 = 鼻呼吸を育てることが大切だとお伝えしました。
鼻呼吸によって、
①十分な酸素が吸収される
②免疫向上
③脳の活性化 
など、全身の機能や能力、発育につながります。
今までお話ししてきた、哺乳や離乳食、幼児食のお口の機能を育てるポイントを実践することは、舌や唇の筋力のバランスを整え、鼻呼吸も育てます。
今回は学童期に気をつけるポイントをお伝えします。

 

1.鼻で呼吸する
 口を閉じ、左右の鼻を片方ずつ指で押さえて呼吸する。
 意識するために、ティッシュを細長くちぎって息を吹きかけてもOK。

2.口の周りの筋肉を鍛える
 *にらめっこ、変顔をして遊ぶ
   あかんべーと大きく口開け、舌を唇よりも前に出す。
 *口の周りやカップの縁などをなめる
   舌の先を思うように動かす。
 *シャボン玉や楽器を吹く
   そっと長く息を吹いて唇の力を鍛える。
   リコーダーのタンギングで舌の力を鍛える。
*ブクブクうがいをする
   口をしっかり閉じ、長くブクブクする。
   頬をしっかりふくらませる。
   慣れてきたら左右別々、上下別々にふくらませる。
*ガラガラうがいをする
   上を向いて水をためてうがいする。
   奥舌を上げる力がつく。

3.歯科医院で筋機能トレーニングを受ける
 歯科医院ではそれぞれのお子さんのお口の機能を診査した上で、それぞれのお子さんに必要なトレーニングをサポートしています。
 また、矯正治療が必要となるお子さんも増えています。
 3カ月に一度を目安に定期検診をおすすめします。
 むし歯予防だけでなく、お口の機能を育てるためにぜひ相談やサポートを受けていただきたいと思います。

 


次回は、お口を育てる姿勢のポイントについてお伝えします♪

和気歯科・小児歯科 院長
横道 由記子
岡山大学歯学部を卒業後、岡山市内で父親の歯科医院に勤務しながら二児の母親として読者2,000人のメルマガ「歯科医師ママのむし歯予防」を6年間発行。
平成25年に「お口の健康を通して人の幸せに貢献する」という理念のもと和気歯科医院の二代目院長となる。平成26年より、歯科医院の枠をこえて人の幸せに貢献したい想いからリス企画ビジョンを立ち上げ、健康教室やイベントを開催している。

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