我が家の大切な約束事の一つに「外出先でのトイレは一人では行かない」というものがあります。上の子は7歳なので、トイレの動作で困ることは特にありません。1人で行けます。
\でも、1人では行きません/
\必ず大人と一緒に行きます/
それは、防犯のためです。「なるべく1人にならないこと」-これがふとした犯罪から自分を守るためにとっても大切なこと。
ファミリーレストランや公園、スーパーのトイレで「子どもが1人になる瞬間」を狙っていたり、たまたまその瞬間に出くわした時、悲しい事件は起こります。
「本当は女の子が良かったけど、男の子の方が気を付け方を教わっていないから、男の子にした」
これは、小学生の男の子がスーパーのトイレで性被害にあった際、加害者が言っていたことです。
たまに、「男の子だから大丈夫」「女の子だと心配だよね」-こんな言葉を耳にすることがあります。でも本当は、性の知識を身に付けるのに男の子も女の子も関係ないんです。みんなそれぞれに自分の心と体の守り方を知って、大切にしてほしい。ほんの少し気をつけるだけで守れることがあるのであれば、守ってほしい。そう願わずにはいられません。
親から離れ、友だちと行動するようになれば「友だちと一緒に」行こう。どうしても1人で行かなければならない時は、「できるだけ安全なトイレを選べるように」なろう。
大人である私自身、公園のトイレは怖くて苦手です。私たち大人も、被害に遭わないために気を付ける必要があると思っています。そして、大人目線での安全なトイレの選び方を伝えてあげることで、子どもたちの安全管理の意識にも繋がるし、自然と身に付いていくのだとも思います。
では、最後におすすめのアプリを紹介します!
【警視庁アプリ Digi Police】
防犯や痴漢対策のブザーなどが入っているので、子どもたちだけでなく大人の方にもおすすめです!ブザーを鳴らすのは勇気がいる場合にも、隣の人にそっと画面を見せるだけでSOSを伝えることができる。実際にこのアプリの機能で助けてもらえたというニュースも目にしました。
自分自身の心と体を守ることができ、誰かのSOSに手を差し伸べることができれば、優しくあたたかい世界になると思います。かわいいかわいい子どもたちの笑顔がまもられるように、まずは大人から(^^)
お読みいただきありがとうございました!次回は、SOGI、LGBTQについておはなしします。
【プロフィール】
Daisy Life 鳥越 千裕(看護師・看取り士・性教育講師)
いのちについて身近に感じるきっかけづくりをしています。
・幸せな最期のために、
・子どもたちの安心安全で自由な未来のために、
親子で学ぶ習い事「いのちのがっこう」や、「大人から子ども達へ贈る性と生のおはなし」「死生観のおはなしと死の体感ワーク」などをしています。幼稚園や小中学校、学童や子育てサークルで定期的に活動中です。
インスタ
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