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忙しいママに!元保育園の給食の先生が提案する「季節の野菜を取り入れた簡単!離乳食レシピ」⑥トマト

岡山の子育てママの皆さん、こんにちは!元保育園の給食の先生で、離乳食コンシェルジュの木村ひろこです。

本記事では、「これから離乳食が始まる」「離乳食真っ最中」のママに向けて、季節の野菜を取り入れた簡単・離乳食レシピをご提案しています。

「日々子どもの世話で忙しい…」「離乳食も考え、大人のごはんも考え、毎日嫌になっちゃう…」「お料理苦手なのに離乳食まで大変…」などお悩みのママ必見!ポイントを押さえて手間(=工程)少なく簡単に!そんな離乳食レシピをご紹介します!

      

 

今月の野菜は、トマト

夏野菜の代表・トマト。栄養も旨味もたっぷりで、離乳食には初期から取り入れることができます。取り入れる際のポイントもご紹介しますので、美味しいこの季節、離乳食へトマトを取り入れてみませんか!

 

◎離乳食に取り入れる際のポイント:種と皮を取り除く

離乳食で使う際は、必ず皮と種を取り除きます。大人なら気にならない程度ですが、消化に悪いだけでなく皮が喉に貼り付いてしまう危険性もあります。離乳食初期~完了期までは種と皮を取り除いてあげましょう。

 

大玉トマト・中玉トマト・ミニトマト、どれが良い?

「離乳食で使うのは少しだからミニトマト1個がちょうど良さそう」「大きいのを切るのは面倒」と思っていませんか?実は、離乳食に使いやすいのは中玉・大玉のトマト!理由は、実が柔らかいから。

ミニトマトは実がしっかりしていて、大人にとっては一口で「パキッ」「プチっ」とした歯ごたえが魅力ですよね。でも、それが離乳食期の赤ちゃんにとってはやや硬め。ミニトマトを取り入れる場合、離乳食中期からよく熟したもの選ぶのがオススメです。

 

それでは、離乳食初・中・後期以降に使えるトマトの簡単離乳食レシピをご紹介します。それぞれ材料も工程もシンプルなものばかり。是非お試しくださいね。

 

【離乳食初期・基本の湯剥きトマトのトロトロ】

材料

トマト 中玉1個(一食の目安量10g×4回分程度ができあがります)

 

作り方

①トマトはおしりの部分へ十字に切れ込みを入れる。

②鍋にお湯を沸かし、十字の切れ込みを下にして鍋に入れる。

③トマトの皮がふやけて皺が寄る様子が見えたら火を止める。

十字の切れ込みから皮が割けたようになると引き上げるタイミング

④氷水にとり粗熱が取れたら皮をむく。

 スルスルと気持ちよく剥けます

⑤くし型に切り、種の部分をスプーンで取り除く。ヘタの固い部分を取り除く。

⑥裏ごしする。固めの場合はポタージュ状になるまで白湯をいれる。

◎ワンポイントアドバイス!

丸ごと1個湯剥きし、一食分ずつフリージングするのが手軽でおすすめ。中期にはみじん切り、後期には5㎜程度の角切り、完了期には1㎝程度の掴み食べサイズなど、そのまま野菜おかず一品として長く使えるレシピです。

 

【離乳食中期・トマトとニンジンの煮物】

材料

トマト 10g

ニンジン 10g

水、もしくはかつおだし 200cc

 

作り方

①トマトは、先ほどの①~⑤の要領で皮を剥き、みじん切りにする。

②鍋に水、もしくはかつおだし、皮を剥いたニンジンを入れ火にかける。

③ニンジンがしっかり柔らかくなるまで煮る。

④一旦火を止め、ニンジンをみじん切り~3㎜程度の食べやすい大きさに切る。

包丁の腹で押し潰すとみじん切りもラクチン

⑤鍋に大さじ1程度の茹で汁を残し、①④を戻し入れ、再び火にかける。沸騰したらできあがり。

◎ワンポイントアドバイス!

トマトの酸味が苦手な赤ちゃんもいます。トマト単体で食べにくい赤ちゃんには、甘みのあるニンジンやカボチャ、サツマイモなどと合わせると食べやすくなります。ニンジンは最初からみじん切りではなく、やや大きめ(大人の一口大程度)で煮て火が通った後にみじん切りにしましょう。

 

【離乳食後期・鶏肉のトマト煮】

材料

鶏胸肉 10g

トマト 15g

水 200cc

 

作り方

①鍋に鶏胸肉、水を入れ火にかける。

アクが出てきたら取り除く

②鶏胸肉に火が通ったら、種を取り除いたトマトを入れる。

皮は煮る間に取れるので、剥がれたら取り除いておく

③一旦火を止め、鶏肉はみじん切り、トマトは1cm角程度の食べやすい大きさに切る。

鍋に大さじ1程度の茹で汁を残し、③を戻し入れ再び火にかける。

④味見をして充分美味しければOK。足りなければ醤油1滴程度(分量外)を加える。

鶏肉が食べにくそうであれば、水溶き片栗粉でとろみをつけても良い。

◎ワンポイントアドバイス!

鶏肉×トマトはそれぞれの持つダシの相乗効果で抜群に美味しい組み合わせです。多めに作って「鶏肉とトマトの卵とじ」、お粥に乗せて「鶏肉とトマトの卵とじ丼」などにアレンジすると忙しいママのお助けレシピになります。

今回の離乳食レシピ、いかがだったでしょうか!旬の味を離乳食に取り入れる方法、試していただけると嬉しいです。次回も夏野菜シリーズからキュウリで作る離乳食をご紹介予定です。また来月もお楽しみに!

 

木村ひろこ

岡山県瀬戸内市出身、岡山市在住。自然豊かな環境で育ち、自然と野菜が大好き。夢は海の見える場所でブリュワリー併設のカフェを開くこと。(一社)離乳食インストラクター協会認定講師。元保育園給食従事の経験を元に離乳食コンシェルジュとして活動中。離乳食、こどものおやつ、手作りお味噌の会、野菜の作り置き、季節をたのしむジャム作りなどの各種レッスンを開催中。LaLaOkayamaホームページにて、子連れでしっかり遊べる!「岡山オススメ公園ナビ」を月1回連載中。

 

Instagram @kimura.hiroko_kayaya

離乳食セミナーは、お子様の時期に合わせて初期・中期・後期・完了期の4パターンで開催。Instagramから検索ください。

BLOG 忙しいママのために♡簡単&時短の離乳食作りを応援!離乳食コンシェルジュ 木村ひろこ

https://ameblo.jp/premiere-hiroko

 

↓過去の記事はこちら

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・忙しいママに!元保育園の給食の先生が提案する「季節の野菜を取り入れた簡単!離乳食レシピ」④新タマネギ

 

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