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「毎日がチャンス☆性教育は親子の日常会話」⑨/セックスについて伝えるタイミング

突然ですが、みなさんは「セックス」「性行為」という言葉を初めて聞いたのはいつでしたか?

 

私は小学3年の時、学校で友人から聞きました。

その時に植え付けられたイメージは「性=エロ、恥ずかしくて隠すもの」でした。

 

それから30年経った今だと、SNSやYouTubeなどでもっと早くにもっと多くの情報に触れる可能性があると思います。

 

でも性教育の活動をしていると、よく耳にする言葉があります。

 

「うちの子はまだ興味がないから!」

「うちの子にはまだ早いかな〜!」

 

興味がない?

まだ早い?

本当に??

 

残念ながら、日本の学校教育では性教育に十分な時間が割かれておらず、内容にも制限がかけられています。

 

つまり、子どもたちは正しい情報を得る機会がほとんどないんです。

 

そんな風に、妊娠はもちろん性感染症などの可能性を知らないまま、セックスにのぞむとどうなるでしょうか。

 

私はそうならないよう、正しい知識と愛ある想いを身近な大人からプレゼントしてほしい、と考えて活動しています。

 

例えば、

「赤ちゃんはどうやってできるの?」

「セックスってなに?」

と聞かれた時はチャンスです。

 

なぜなら、自分の命のはじまりに興味を持つことはとても自然なことで、純粋に吸収してくれる一番のタイミングだからです♩

 

こんな質問があった時は、

「いい質問だね!何でそう思ったの?」

と返事してあげてください。

 

性に関する質問が肯定されることで、子どもたちは安心できるし、次回も同様の質問を自然とすることができます。

 

また、問い返すことで子どもたちの本当に知りたいところを確認できます。

 

そして、その間にこちらの頭の中も整理できます♩

 

その後はお子さんの返事次第で答え方は変わりますが、どの場合も決してごまかしたり、嘘をついたりせず「事実を淡々とポジティブに」伝えていきます。

 

そうすると子どもたちは、

「すごいね!」

「へぇー!知らなかった〜!」

「知りたかったことがやっと知れてスッキリした!」

「いのちって大切だね!」

こんな風に素直に感じてくれます。

 

とは言っても、急に伝えるにはなかなかハードルが高い気がしてきますよね。

 

次回はそんな時の会話の一例を紹介しようと思います。

 

それではまた。

【プロフィール】

Daisy Life 鳥越 千裕

(看護師・看取り士・性教育講師)

 

いのちについて身近に感じるきっかけづくりをしています。

・幸せな最期のために、

・子ども達の安心安全で自由な未来のために、

親子で学ぶ習い事「いのちのがっこう」や、「大人から子ども達へ贈る性と生のおはなし」「死生観のおはなしと死の体感ワーク」などをしています。幼稚園や小中学校、学童や子育てサークルで定期的に活動中です。

 

インスタ

https://instagram.com/inochino.gakkou__daisy

 

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