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子どもの性教育 親は子どもにどう伝える?/presented by 三宅医院グループ

「私はどうやって生まれてきたの?」
「お風呂でどうやっておちんちんを洗ったらいいの?」
「ママはどうしておっぱいが膨らんでいるの?」
「パパはどうしておひげが生えてるの?」

子どもからのこんな質問に戸惑ってしまい、きちんと返答できず悩んで迷ってしまった経験はありませんか?

「学校で教えてくれるはず」
「何をどこまで伝えればいいの?」
「こんな幼い時期に教えないといけないの?」

など、お父さん、お母さんも日々感じておられるのではないでしょうか。

 

◎何からどう伝えていけばよい?

文部科学省は2021年、「生命(いのち)の安全教育」を推進するため、教材と指導の手引きを作成しました。

「生命の安全教育教材(幼児期)」の一部(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/1351168.htm

 

教材は自分と他人の身体を大事にすることを目的とし、「幼児期」「小学校(低・中学年)」「小学校(高学年)」「中学」「高校」「高校(卒業直前)、大学、一般」と年代に合わせた6パターンが用意されています。

 

では、まず子どもに何から伝えていったらよいのでしょうか?

 

1.幼児期から「性」の話~プライベートゾーンを教える

性被害予防の観点からは、子どもたちへの「性」の話は早ければ早いほどいいと言われています。

性教育はいきなり「セックス」とかの話をするのではなく、自分の体を知ることから始まります。

自分の体には他人が勝手に触ったり、触らせたり、見ようとしたり見せようとしたりしてはいけない部分があること教えましょう。

具体的には「口」「胸」「性器」「お尻」です。そこは「あなた」だけのものだから大切に扱わなくてはならないし、優しく清潔に保てるように伝えていきましょう。

そして勝手に触ったり、見ようとしてきた人には「いやだ!」「ダメ!」と言って逃げるように教えてあげてください。

そうすることで防犯につながりますし、エチケットやマナーとしても大切です。

 

2.正しい知識を得るチャンス~児童期(6~11歳)

児童期は、心と体が大きく変化する「思春期」を前に、体や妊娠の仕組みについて正しい知識を得るチャンスです。

性を「いやらしいもの」と考えず素直に学んでくれるし、科学的な知識を理解する力も育っています。

だからこそ子どもからストレートな質問をしてくることがあります。

そんなときごまかしは禁物。淡々と事実を伝えましょう。

どう答えてよいかわからないときは、ちゃんと調べて準備ができてから答えてあげてください。

正しい知識を持つことで自分を好きになる、自分を大切にすることができます。

「自分の体と心は自分だけのもの、友だちの心と体は友だちだけのもの。だから相手が嫌がることをしてはいけない。相手を大切にすると、自分も大切にしてもらえる」という「自分と相手を大切にする心」を育てましょう。

 

◎自己肯定感にも影響

性教育は「いのち・体の大切さ」を伝える「いのちの教育」です。そして親から子へ伝え継がれる文化とも言えると思います。

いのちの大切さや自分の体について学んでいくと、性的なトラブルを回避したり、万が一トラブルに遭遇しても適切に対処できる人に育っていきます。

 

そして自分の性や体に対して「自分は自分のままでいい」と肯定的に捉えられるようになり、自己肯定感の高い人間に育っていきます。

自己肯定感の高い人は、自分だけでなく友だちや相手も尊重できるようになります。

 

お父さん、お母さんの行動で「性」の話がタブーになってしまったり、子どもが正しい知識を得るチャンスを失うことのないようにしなくてはなりません。

困ったときは性教育のエキスパート、産婦人科医、助産師、養護教諭に相談してください。

 

三宅医院
〒701-0204
岡山市南区大福369-8
086-282-5100
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