初めまして。2学年差男女3児の子育てをしているいくりんといいます。
丸7年の育児休暇の間、単身赴任によるワンオペ育児&妊婦、乳幼児子育てを経験してきました。
学び好きな性格のため、子育てに専念していた間も心理学や親子関係の講座、脳科学に基づく子どもの成長や発達について、それを活かした子育て講座などさまざまな学びを深めてきました。ちなみに今も新たな学び中です。
3人の子育てで感じるのは、「子どもは生まれながらにそれぞれ個性的な性質や才能を持っている」ということ。特に我が子たちは、同じように、なんなら学びを活かしてより手厚く関わっているのに、伸びる力に差があります。
そこで感じたのは、ある程度は親の関わりもあるけれど、基本は「子ども自身が元々持っている力や性質は大きいのだな」ということ。
例えて言うなら、子どもの才能とは“植物の種”のようなものです。種類によって咲く花や開花時期は違うし、そのままでは固い殻に閉じ込められています。
その種をいかに開花させるか。親の関わり方で花の大きさや数、時期も変わっていく。でも咲く花の種類は変えられない-そんなイメージです。
今回のコラムでは、親の思う「こんな才能を伸ばしたい!」というものを伸ばす方法ではなく、子ども自身が元々持っている才能をのびのび伸ばしていく方法だと思っていただけるといいかなと思います。
「出産したら、いつから才能を伸ばす取り組みを始めたらいいのか?」と言えば、それは生まれた瞬間からです。
といっても、いわゆる能力開発的な特別な取り組みをするというわけではなくて(それもできますが)、一番大事なのは「日々どのように関わるか」ということ。子どもがのびのびと持っている才能を開花させるためには、“土づくり”=土台がとても大切なんです。
才能の種を植える土が硬くて栄養不足だったら、どんなに立派な種でも発芽すらしませんよね?種が安心して芽を出すには、軟らかい栄養豊富な土づくりからする必要があります。
では、子育ての土台づくりに必要なものは何か?
それは【安心感】です。
「不安になったら助けてくれる」「お腹がすいたら食べさせて(飲ませて)くれる」「おむつが汚れて気持ち悪かったら取り替えてくれる」-そんな日々の関わりを通して、赤ちゃんが「自分は大切にされているんだ」と感じられることが安心感につながります。
つまり、日々のお世話を丁寧にしてあげることが、赤ちゃんや子どもにとっての安心感の土台を育てることになります。
この安心感のないまま能力だけ伸ばそうと思っても、どこかでバランスが崩れてしまいます。なので、今までやってきた通り赤ちゃんを大切にお世話することが、すでに才能を伸ばす第一歩になっているんです☆
お母さんたちは、無自覚でも赤ちゃんにとって一番大事なことをしてきているということです。自信をもってくださいね。
とはいえ、今までやってきたお世話をレベルアップさせることはできます。せっかくなら、日々の関わりでどんどん赤ちゃんの才能を伸ばしていけたらうれしいですよね?もちろんできます。
ポイントは「実況中継したり語り掛けたりすること」。“実況中継”というのはものの例えですが、イメージとしては近いと思います。
どういうことかと言うと、赤ちゃんのお世話をするとき、実況中継さながら「何をするか」などの説明を語り掛けるのです。おむつ替えなどをいきなり黙ってすると、赤ちゃんとしても何をされているのか分からないから不安になりやすいですよね。説明することで安心感を与えることにもつながります。
それに加え、行動の一つ一つを言葉で語り掛けながら説明してあげることで、話せなくても「こう言った時はこんな事がある」というように、行動と言葉がつながっていくんです。
親の行動や赤ちゃん自身の動きを言葉で語り掛けるように伝えていくことで、豊かな語彙力を育てることにもつながります。ぜひ話し掛けるだけでなく、大人の行動もたくさん言葉で語り掛けてみてくださいね。(P.N. いくりん)
いくりん
2学年差3人兄妹の母。妊娠中にワンオペ子育てを3年間経験。そんな中でも、学び好きな性格から心理学や親子講座、脳科学など子育てについて積極的に学ぶ。子育ては「気軽に楽しく幸せになれるエンターテイメント♡」と思いながら日々子どもたちと接する。
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