第一大臼歯は、6歳ごろに乳歯の奥から生えてくる永久歯の奥歯。
噛み合わせを支える大切な歯ですが、生えたばかりのころは背が低くて一部歯肉に覆われているので磨きにくく、歯質も未熟で虫歯になりやすい歯でもあります。
今回は、大切な第一大臼歯を守り育てるためのポイントについてお伝えします。
・永久歯の中で一番早くできあがる
下の前歯と共に、永久歯の中では早い時期に生えてきます。
・噛む力が強く、食べ物をしっかりとすりつぶす
・溝が深くバイキンが溜まりやすい
歯垢が残りやすいので、虫歯になりやすい。
・歯並びや噛み合わせの基準になる
最初に生える第一大臼歯の位置や傾きがずれると、後から生えてくる歯の位置にも影響します。
・生え始めは歯ぐきが被っていて磨きにくい
歯垢が残りやすいため虫歯や歯肉の腫れが起こりやすい。
・生えたばかりのエナメル質が弱い
生えてすぐの歯はまだ成熟しておらず、酸に弱いため虫歯になりやすい。
今回は第一大臼歯を守るポイントについてお伝えしました。
第一大臼歯は食べ物をしっかりすりつぶす役割だけでなく、噛み合わせの基準にもなる大切な歯。
一方、生え始めは歯肉に覆われていたり背が低かったりして磨きにくく、表面の溝が深いため虫歯や歯肉炎リスクの高い歯でもあります。
食生活を整え、自分磨きと仕上げ磨きを育てながら、定期的に歯科医院で予防することがとても大切。
この時期は歯磨きが上達するころでもあります。
ぜひかかりつけ歯科にご相談ください。
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横道由記子(よこみち・ゆきこ)
子どものころ、虫歯だけでなく歯並びに悩んで矯正治療を受けた経験から「予防歯科」という言葉に引かれ、地元岡山大歯学部で学び平成25年和気歯科医院長となる。
むし歯予防だけでなく、噛み合わせにおいても原因を見つけ治療と合わせて予防していく考え方を学び、医院では我が子の子育てで悩み学んだことを生かして小児歯科・小児矯正歯科を担当。
地域の幼・保育園、公民館での子育て支援事業や、企業主催の教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。
授乳、抱っこ、離乳食、虫歯予防、歯並びのことなど、歯医者さんに聞いてみたいことを公式LINEから無料で相談できます。
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