活字離れが進む現代において、PCやタブレットなどの使用頻度は高くなる一方、読書をする機会が少なくなっている子どもが増えています。
本は子どもたちの知的好奇心をくすぐり、語彙力UPにも繋がります。
子どもをこの夏「読書好きにする方法」を、日ごろから本に携わるお仕事をされている専門家の方に教えていただきます。
今回は、「自学力を鍛える」ということに特化した塾「自学道場」のヘッドコーチをされている安永吉光さんに伺いました。
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本を読むことで、色んな人の考えや感情を知ることができます。新書や評論、ビジネス本を読めば、その人の考え方が、小説を読めば、登場人物の感情がわかるようになります。
自分一人でできる経験には限りがありますが、本を読めばたくさんの経験を積んだのと同じような思いを知ることができます。これが本の面白さなのだと思っています。
塾の先生方が、お母さんたちからよく受ける質問のベスト3に入るのが「うちの子、本を読まないのですが、どうしたらいいでしょう」という質問とのこと。この質問を受けたときに必ずお母さんに聞き返すのは「お母さんは、月に何冊くらい本を読まれますか?」ということだそうです。
子どもは親の生活習慣から様々な影響を受けます。親御さんが楽しそうに本を読んでいることで、お子さんもそれに興味を持つようになります。本を親子で読むことで、共通の話題ができたり、お子さんが知っている言葉を増やすことができたりします。
3つのポイントを押さえれば、難しいことを考える必要はありません。
そのポイントとは…
①お子さんが自分で気に入った本を選ぶ
②本のジャンルは問わない(絵本、漫画でもOK)
③同じ本でなくてもいいので、一緒に読む時間や機会を作る
お子さんが小さいうちは、文字の情報から情景を思い浮かべる力が足りません。絵本や漫画は、この「思い浮かべる力」を養うのにはちょうどよいツールです。何も有名な文学作品を読む必要はありません。お子さん自身が気軽に本を手に取れる環境を整えてあげましょう。
『キミが勉強する理由』藤原和博 著
10年ほど前に出版された本なのですが、お子さんにとってはタイトル通り、なぜ勉強しないといけないのかということを考えるヒントになりますし、親御さんにとっては、お子さんに勉強させる目的を再認識できる一冊になっています。
『三国志』
登場人物の豊富さと、群雄割拠の時代を生き抜くことの大変さなど、大人になってから読んでも、また違った感情移入ができるところがあり、とても奥の深い話です。
夏休みの親子のコミュニケーションのツールとしてもおススメです。
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