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【総社・書店】 3つの顔を持つ!愛される“まちの本屋さん” 『宮脇書店総社店』

インターネットの普及が加速し始めた1990年代後半から、人々の書店離れが目に見えて分かるようになりました。
地元から書店の明かりが消えていくのは、やっぱり寂しいですよね。そこで、LaLa編集部では、ボタンを押せば簡単に商品が届く現代でも、お客さんとの会話があり、書籍や生活雑貨などの充実度も高い『宮脇書店総社店』(総社市)を取材。暮らしとともに息づいている“まちの本屋さん”の魅力に迫ります♪

          

左からマネージャー三宅宏和さん 代表取締役 三宅誠一さん マネージャーヒロシゲマエ担当 直原由紀さん

*時代のビッグウェーブに乗る本屋さん

総社市井手にある宮脇書店総社店は、本好きの三宅誠一さん(代表取締役)が建築屋から転身し、1996年12月に誕生しました。時代の荒波に流されず、サーフするこの本屋さんは2013年、店の一角に生活雑貨や文具、地元の特産品などを扱うコーナー「ヒロシゲマエ」を併設。昨年まではベーカリーが運営するカフェスペースもあったことから、本屋好きというカテゴリーに縛られない幅広い客層に親しまれ、それがこの店を総社のまちの“シンボル的本屋さん”に育ててきたのかもしれません。子育てに専念しているとあっという間に時がたち、まるで「浦島太郎」のようなこともありますが、ギラギラ感なく、時代をリードしてくれる店が身近にあると、何だかホッとできますよね。

 

*愛される理由を分析

昨年、カフェスペースはイベントスペース「kiitos」に姿を替え、店の1階は書籍、生活雑貨&食品、イベントスペースの3つのエリアにリニューアル。幅広い客層から愛される理由をエリアごとに見てみましょう!!!

◆書籍

・親切なスタッフの対応

・多種多様な書籍の数

・児童書コーナーにはキッズ用の机と椅子があり、子どももじっくり本選びができる

・各書籍の担当バイヤーの特色が出ているセレクトが面白い

・岡山県についての歴史や物語の本が多い

・子育てマガジンとキッズのコーナーとの距離が近いなど、ママ目線にも立ったレイアウト

  

 

◆雑貨&食品

・「made in okayama」土産(日常使いにも◎)に最適な食品とグッズが豊富

・岡山県が誇るデニムグッズコーナーがある

・大人かわいい文具、子どもと共有できる雑貨アイテムの共存

・子どもに優しいおやつとオーガニック&フェアトレードコーヒーのラインアップ

・カフェのような皿やカトラリーあり

・書店エリアとは違う趣向の美しい本やディープな本のセレクトがグッド!

・生活雑貨が防災グッズとしても活用できる注目アイテムあり

  

◆イベントスペース

・有名作家によるトークショーあり

・週末は持ち込みイベントでにぎやか

・イベントのない日は老若男女の憩いの場

・Wi-Fiが使える

 

この他、広めのトイレにオムツ替えベッドが完備されていたり、駐車場が豊富だったり、スーパーやドラッグストアなどからも近いというハブ的立地も外せないポイントです!!!

 

*ママたちがチャンスを見出す場として活用!

ヒロシゲマエの入口近くには「小箱ショップ」のコーナーがあります。ママたちのクリエイティブな発想をカタチにしたら、まずはこの小箱で販売チャレンジ!小箱ショップ専門店とは違い、書籍や雑貨目当てに来店した幅広い層のお客さんが商品を手に取ってくれるので、たくさんの方にアピールできるチャンスに♪この小箱でのチャレンジ結果に大満足されているママも多く、出店予約はすぐにいっぱいになってしまうほどの人気ぶりです。

もし本好きのママならば、小さなコーナーで本の紹介をしてみるチャンスもあります。目を引くようなプレゼン力が必要ですし、アイデアが採用されるか否かも未知数で、ほんの少しハードルは高いですが、自分を試すつもりでレッツトライ!!!

  

また、イベントスペースでも多彩なチャレンジが可能。仲間たちと場所代をシェアし、得意を生かしたマルシェや茶話会、ワークショップなどを開催してみたいママはもちろん、起業を考えているママも、このスペースをスタートアップの場として活用してみてはいかがでしょうか。現状に満足しない開拓精神にあふれる“まちの本屋さん”で、ママの心に秘めたアイデアをぜひカタチにしてみてくださいね♪

イベントスーペースにご興味のある方は、お店に直接問い合わせをし、現状をご確認ください。

■宮脇書店総社店/ヒロシゲマエ/kiitos

住所:総社市井手1049-1

電話:0866-92-9229

営/10:00~21:30

休/なし

https://hiroshigebunko.jimdo.com/

※Facebook、twitterあり

 

【編集後記】

インターネットでポチッと買い物できる便利な時代。でも時々は、子どもと本屋さんに行き、「五感が記憶する買い物」をしたいものです。子どもが反抗期になり、そして、いつか親になった時、いつもの本屋さんの本の匂いで子どもの頃を思い出し、本屋さんの空間の中で隣に居た母の存在をひそかに思い出す…。そんな一瞬があると嬉しいですね。親の私たちもまた、育児に奮闘していた頃をふと懐かしく思い出せる、いつもの本屋さんという存在があると嬉しいものです。その心の空間を守るのは、書店ではなく、私たち使い手側かもしれませんね。

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