乳歯が抜けて永久歯が生える時期は、理解力が高まり、自分で健康を守る力を育てるのにとても大切な時期です。
ママもこれから起こる変化を知っておくことで安心して過ごせます。
6歳~8歳 頃:前歯上下8本の交換期です
前歯は、乳歯が抜けて永久歯が生えてくるまでに時間がかかることが多く、抜けた状態の期間が長く続きます。
この時期は前歯でうまくかみ切れないため、食べにくい物が増えます。
また、舌を前に出して飲み込む習慣がつきやすく、この癖が続くと歯並びに影響が出るので抜けた隙間に舌を入れないように気をつけましょう。
生えかけの歯は他の歯列と違って歯ブラシが当たりにくくなります。
歯の面に直角にブラシが当たるように鏡を見ながら磨きます。
自分磨きを促しながら、仕上げ磨きでチェックしてあげてください。
9歳~12歳 頃:第一小臼歯、第二小臼歯、犬歯の交換期です
永久歯が交換するための準備が進むと、乳歯の根が短くなったり抜けたりしてかむ力が低下します。かみにくいので丸のみしたり、好き嫌いが出やすくなります。
また、上あごの永久歯は、第一小臼歯、第二小臼歯、犬歯の順に後ろの歯から生えていきます。
手鏡でお口の中の状態を確認しながら歯磨きをすると効果的です。
この歯の生え変わり時期は自分磨きが上手になり、ブラッシングを確立する時期でもあります。歯磨き指導やむし歯を予防する食生活についても検診で身につけられるチャンスです。
お口の変化が大きく、痛みや食べにくさなどトラブルも起こりがちですが、困った時にはかかりつけの歯科医院にも相談して乗り越えましょう。
和気歯科・小児歯科 院長
横道 由記子
岡山大学歯学部を卒業後、岡山市内で父親の歯科医院に勤務しながら二児の母親として読者2,000人のメルマガ「歯科医師ママのむし歯予防」を6年間発行。
平成25年に「お口の健康を通して人の幸せに貢献する」という理念のもと和気歯科医院の二代目院長となる。平成26年より、歯科医院の枠をこえて人の幸せに貢献したい想いからリス企画ビジョンを立ち上げ、健康教室やイベントを開催している。
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