妊娠期間はママと赤ちゃんが一体となって過ごす貴重な時間…。そんなマタニティライフ をより幸せに、より充実したものにできるように今回は2児のママでもある『わらべ歌胎教マッサージ』講師の甲本さつき先生にお話を伺ってきました。
さつき先生は、①胎教マッサージ、②産後マッサージ、③産後ダンス、④ベビーマッサージ、⑤親子ダンス など、産前から産後、子育て期まで幅広く対応した講座やセミナーをされています。
今回は、マタニティー期の身体トラブル、体ケアについてお話をしてもらいました。
さつき先生:妊娠すると「リラキシン」というホルモンが分泌されますが、このホルモンは出産に向けて骨盤を開こうとする働きがあります。最近はデスクワークの仕事や運動不足によって骨盤を支える靭帯が弱まる事で、切迫早産や骨盤のゆがみを引き起こしがちです。「腰がだるい」とか「腰が抜けそう」という人は要注意が必要です! 逆にダンスや運動をして骨盤底筋をしっかり鍛えている人は、骨盤が開きにくいということもあります。骨盤底筋は鍛えすぎるのではなくほどよく鍛えて、しなやかな筋肉、しなやかな靭帯作りをしていきましょう!
編集部W:妊娠中に運動って大丈夫?と不安に思われる方もいるかもしれませんよね?
さつき先生:はい。ただ出産には体力が必要になるので、医者から止められている場合を除き、額に少し汗をかく程度の運動はして欲しいですね。 普段、無理なくできる私のオススメの身体作りをご紹介します!
【さつき先生のオススメのカラダ作り】
①大股で歩く
②階段を二段とばしで登る
③おしっこしてる最中にとめる
この3つを無理のなく行うことはとても有効です。
編集部W:逆に妊婦さんに『これはやらないで!』という事はありますか?
さつき先生:はい、普段の座り方に注意してもらいたいです。
【この座り方はやっちゃダメ!】
②お姉さん座り
③仙骨座り
この3つは骨盤を広げてしまったり、産道をゆがめてしまったり、腹部を圧迫してしまうので、お腹の赤ちゃんが苦しい思いをしたり、出産するときに自分がしんどくなる座り方なので、極力しないようにしてください。
床に座る時は、あぐらか正座(正しい座り方をした場合)をオススメします。
編集部W:その他、マタニティ期にやっておくと良い身体のケアはありますか?
さつき先生:この際、是非やってもらいたいのが『わらべうたマッサージ』です。お腹の中の赤ちゃんを思い浮かべてわらべうたを歌いながらマッサージしてみてください。
編集部W:私も2人目を妊娠したときは、長男にマッサージクリームをお腹に塗ってもらいました! 上のお子さんがいる方はお兄ちゃん・お姉ちゃんと一緒に歌いながらお腹をマッサージしてもらうのもいいですよね。
さつき先生:そうですね!パートナーにしてもらうのもいいですよ。大きくなったおなかに触れてもらうことで、父親としての実感も湧いてきます。妊娠中に分泌するホルモンには、普段より身体に水分を蓄えようとする働きがあるのでむくみやすくなったり便秘にもなりやすいんです。また、運動不足などにより腓返りも起こしやすいので、マッサージはとても大事! クリームを塗って、手の指、脚の指のマッサージを自分で日頃からやってみましょう。 肩甲骨や、背中のマッサージなど、自分ではケアしにくいところは家族にしてもらうと良いですね。スキンシップは心も身体も癒されます。
編集部W:妊娠期間は、ホルモンバランスも崩れ身体も大きく変化します。身体がキツかったり精神的にも不安定になりやすいと思います。そんな時期だからこそ、まずは体調を万全に整え、産まれてくる赤ちゃんに語りかけながら家族みんなでマタニティライフを楽しんで欲しいですね!(LaLa編集部・W)
次回は、さつき先生にわらべうた胎教マッサージを通しての『精神面ケアと絆づくり』についてお話いただきます。
NPO法人わらべうたベビーマッサージ研究会認定講師
甲本さつき
連絡先:070-3991-4208
10:30~12:00
胎教マッサージ(第1・第3月曜日)
産後ダンス(第2・第4月曜日)
13:30~15:00 ベビーマッサージ
瀬戸内市東須恵(日本一のだがしや近く)にて毎週月曜日におうち教室を開講
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