これまで、お口の機能や歯並びを育てるために、舌や唇の筋力のバランスを整えて鼻呼吸をすることの大切さをお伝えしてきました。
顎や歯並びは、しっかり噛む力を発揮することで育ちます。
その噛む力を支えているのが、体幹の安定した姿勢!!!
正しい飲み込みや呼吸をするためにも正しい姿勢は必要です。
足の裏をしっかりつけて食べた方が、背筋が伸びて姿勢が安定するので踏ん張りがきき、噛む力は大きくなります。
背筋が伸び、腰と膝と足首が直角に曲がって楽に座れる高さの椅子や足台を整えることが大切です。
ハイハイで首を上げ、首回りの筋肉を鍛えることによって、食事の時に頭が安定し、噛んだり飲み込んだりしやすくなります。
首回りの筋肉が弱いと首が前に倒れ、誤嚥(ごえん)や口呼吸を起こしやすくなります。
胎児の時は“まあるくC字カーブ”だった背骨は、首が据わる頃からうつ伏せで首を起こす筋肉が育つと、徐々に“S字カーブ”に育っていきます。
それぞれの時期を焦らずしっかりと過ごしながら筋力を育て、さまざまな姿勢を支えることができるようになります。
赤ちゃんは、このように授乳の頃から発達に合わせて順番に姿勢が変化していきます。
それぞれの時期に必要な姿勢をサポートしてあげることでバランスよく筋肉が発達します。
首がしっかり据わる前に首が反るような姿勢の抱っこや、腰がしっかり据わっていない時期から前傾姿勢のバランスで座ること、ハイハイをしっかりする前に立つことでせっかくの発育の機会を逃してしまうのはとてももったいないこと。
それぞれの時期の良い姿勢をサポートすることがしっかり噛むことにつながり、歯並びにも効果的なのです。
次回は、学童期の姿勢と歯並びについてお伝えします♪
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