キシリトールは樺の木から作られる甘味料で、自然界にはラズベリーやいちごの中にも存在しています。
後味の切れが早い甘みがあり、砂糖と同じくらいの甘みがありますがカロリーが低く、むし歯予防効果があります。
キシリトールのむし歯予防効果
①甘いけれど、むし歯をつくる材料にならない
キシリトールは、砂糖と違ってお口の中の細菌が酸を作る材料になりません。
細菌が出す酸によって歯が溶かされてむし歯ができるのですが、キシリトールが甘いのにむし歯予防になるのはこの酸を作ることができないからです。
②唾液が出るのを助ける
キシリトールは、砂糖と同じくらいの甘みがあるため、噛んだ時に唾液が出るのを助けます。
この唾液には、むし歯を予防する3つの働きがあります。
・浄化作用…食べたり飲んだりしたものや細菌をお口の中で洗い流します。
・中和作用…酸を中和してお口の中を中性に戻すので、歯が溶ける時間が短くなります。
・再石灰化作用…唾液の中のカルシウムやミネラルが溶けた歯を修復してくれます。
効果的な食べ方
多くの研究で、キシリトールガムを長期的に食べ続けた人の歯垢が減ったという結果が示されています。1日5〜10グラムのキシリトールを3回以上に分けて毎日食べ続けると効果的なので、歯科専用の100%キシリトールガムでは1日4〜8粒が目安です。
市販のガムでは、含有量がおよそ半分なので倍量食べることになります。また、キシリトールのチョコ、飴、グミなどもありますが、必要量を続けるのは難しそうです。
砂糖のお菓子を食べる食習慣の改善に、むし歯の原因にならないキシリトールのおやつを取り入れる使い方もおすすめです。
次回は今回も少し触れた[唾液のチカラ]を色々な面からお伝えします。
楽しみにしていてください♪
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