①食べるための唾液の働き
食べる時に、食べるものの味はまず唾液の中に溶け出します。そして舌の表面にある味蕾(みらい)で甘い、すっぱいなどの味を感じています。しっかり噛むと美味しく食べられます。
また、唾液は食べ物を包み込んで飲み込みやすい形に整えてくれます。しっかり噛むことで舌や顎が動くと唾液が出てのどや食道を傷つけることなく食べ物を飲み込めます。
唾液には、でんぷんを消化する唾液アミラーゼが含まれていてお米などの植物の種や実に含まれる炭水化物を消化します。
②話すための唾液の働き
緊張すると口が乾いてうまく喋れなくなることがあります。これは緊張すると唾液が出にくくなるからです。
発音するためには、舌や唇、顎を使います。特に舌が自由に滑らかに動くことが大切です。
唾液がしっかりと潤してくれることによって舌も唇も滑らかに動くことができます。
③体をまもる唾液の働き
唾液の中にはリゾチームという成分が含まれていてばい菌を壊してくれます。動物が傷をなめるのも傷を消毒するためです。また、唾液にはガンを防ぐ作用もあります。
お口の中では、歯の周りについた汚れを洗い流して綺麗にしてくれます。ばい菌を壊したり、傷を治す働きから歯周病を防ぐ働きもあります。そして虫歯を作る酸を中和して虫歯から歯を守ってくれます。
このように様々な働きのある唾液のチカラを発揮するために、よく噛んで唾液をしっかり出すことで元気に過ごすことができます。
そのためには食材を大きく切り、かみごたえのあるかたさのまま調理するのがおすすめです。
逆にしっかり噛まずに水やお茶で流し込むと唾液が十分に出なくなります。
また、あいうべ体操をゆっくりしっかり行うことによって唾液がたくさん出ます。
次回は唾液をしっかり出すための食事の工夫についてお伝えします。
楽しみにしていてください♪
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