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【プレママのための幸せな出産&育児のススメ⑯】「どこで出産する?出産場所の選び方」

 

「出産」という言葉を聞いて、皆さんは何をイメージしますか?

痛い・つらい・不安という声をよく耳にしますが、視点を変えれば、母親の体の中で命を育み、生み出すこと。

「出産」はとても素晴らしいことだと思いませんか!?

出産に向けてベビー用品の準備も必要ですが、それ以上に大切なのが、親になるための心の準備です。

そこで、現役助産師のシャノン香織さんに、“妊娠中からのママの心と身体づくり”の方法やポイントを取材。

今回は『出産場所の選び方』と題し、そのポイントをお伝えします。

*出産場所選びの重要性

皆さんはどんな理由で出産場所を決めましたか?妊娠したかもと感じた時、妊娠検査薬で陽性が出た後、病院やクリニックに診察に行くことになると思いますが、その間じっくりと出産場所選びをしたことがありますか?

 

出産場所選びは、他のイメージで例えるならば“マイホームづくりの際のハウスメーカー選び”のようなもの。「家を建てよう!」と思った時にどんな優先順位でハウスメーカーを選びますか?

 

出産は長い人生の中のひとつの出来事ではありますが、女性にとってはその後の人生にも大きな影響を与えるほどの体験となります。だからこそ、安心して出産することができる、自分に合った出産場所を見つけることはとても大切です。

 

 

*どんな出産場所があるの?

自宅近くに出産に対応している医療機関はありますか?まずはピックアップしてみましょう。

・総合病院

・大学病院

・産科病院

・クリニック

・助産院

出産に対応していない産科病院やクリニックもあるので、事前確認が必要です。また、こういった施設だけでなく、「自宅出産」という方法を選ぶこともできます。

 

【総合病院・大学病院】

周産期センターやNICU(新生児集中治療室)を備えているところも多く、合併症がある場合やハイリスクの妊婦さんでも安心して出産することができます。ただ、病院のシステム上、外来の待ち時間が長かったり、診察してくれる医師が毎回同じ方ではなかったりすることも。

 

【産科病院・クリニック】

医師が1人か、複数いても少ないので、妊娠期間中、同じ医師に診察してもらうことが可能かもしれません。また、部屋がきれい、ご飯がおいしい、マタニティークラスが充実している―といったさまざまな特色も。妊娠中や出産時に赤ちゃんに異常が見つかった際は総合病院や大学病院などの大きな施設に転院になることがあります。

 

【助産院】

助産師が開業しています。出産に対応していない助産院もあるので、事前に確認してみてくださいね。病院での出産に比べてアットホームで、ママと赤ちゃんの力を最大限に引き出すようなサポートをしてもらえます。医療行為ができないため、正常経過の出産のみとなります。

 

妊娠経過に問題がなく健康な妊婦さんであれば、どの施設を候補に挙げても大丈夫です。ただ、どの出産場所を選ぶにしても、「産ませてもらう」ではなく、「自分が産む」という意識がとても大切になります。

 

 

*出産場所の特徴を調べよう!

出産場所の特徴をリサーチしてみるのがオススメ。例えば…

・分娩(ぶんべん)方法

・入院費用

・個室か大部屋か

・母児同室か別室か

・施設の雰囲気やスタッフの様子

・立ち会いの可否

・母乳育児を推進しているかどうか

・マタニティークラスに充実度

・その出産施設が何を大切にしているか

―などを分からないままにせず、遠慮せずにかかりつけの施設の医療者と積極的に話してみましょう。医療者とのコミュニケーションも大切にしていると、リラックスして出産に臨めるようになります。

 

 

「自分がどんな出産をしたいかな?」と、そう考えた時に、出産のイメージに合う出産場所を選び、安心して出産することができる環境が整うといいですね。

 

産前産後サロン 助産院あいのわ 助産師

シャノン⾹織さん

倉敷市真備町生まれ。2児のママ。倉敷市内の総合病院・個人病院に勤務後、2019年に自宅にて「産前産後サロン 助産院あいのわ」を開業。

 

『ココロオドルほどのしあわせな出産・しあわせな母乳育児をしよう』をコンセプトに、妊娠中からの心づくり&身体づくりで笑顔で産前産後を過ごせるようお手伝いしています。すべてを包み込んでくれる柔らかな笑顔と語り口調に「話すだけで心スッキリ!」「ゆったり安心する」と産前産後のママから大人気の助産師さんです。

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