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【子育ての観点が変わる!?】わが子の胎内記憶で子育て~前編 子どもの視点~

“子育て折り返し地点”の中学2年と小学6年の息子をもつLaLa編集部小松好美が、「まだまだ今からでも子育てに役立つ!」「これまでの子育ての答え合わせにもなった!」、そしてこれからは息子たちに感謝しながら子育てすると思わせてくれたお話。今回は、現役ママさんで日本胎内記憶教育協会認定講師のあきばふみえ先生にお話を伺いました。もっと早く知っていたら私の子育ても息子たちも変わっていたであろう、お互いもっと生きやすかったんだろうと感じたお話を、これから子育てするパパさんママさん、そして子育て真っ盛りのパパさんママさんにお届けいたします。

 

●「胎内記憶」とは?

「胎内記憶」とは一般的に、子どもがお腹にいるときから生まれるまでの記憶を言います。また、子どもが生まれた時の記憶は「誕生記憶」と言い、さらに「精子のとき」や「卵子のとき」の記憶もあるそうです。そして今世間でクローズアップされているのが、「我が子がママを選んで生まれてきた記憶」。よくママさんが子どもから言われたと聞きます。ただ中には「胎内記憶」を話さない、話せない、覚えていないお子さんもいらっしゃいます。それは、お話してくれるにはタイミングがあって、これまではそのタイミングがなかっただけ。話したい子どもは自分の意思で話してくれます。また、覚えている子どもがすごいとか、覚えていないことがダメとかではなく、大人になってから思い出すこともできるそうです。

 

●お仕事を始めたきっかけは?

息子が胎内記憶を話してくれたことがきっかけで興味を持ち、胎内記憶教育を提唱する産婦人科医の先生と出会い始めさせていただきました。息子は4歳の頃、寝る前に自ら自分自身がお腹にいたときのお話、生まれてきた時のお話を聞きたがるようになって、そのお話を続けていたある日、子どもの方から胎内記憶のお話をしてくれるようになりました。

 

●いつごろからお話を聞けますか?

まずはお話(おしゃべり)できるようになってから。そして子どもがリラックスしている時ですね!寝る前やお風呂の時などが多いですよ。ママから「お腹にいたときの記憶って覚えてる?」と話し掛けてあげるんです。ほかにも例えば「温かった?寒かった?」など、子どもが答えやすい質問を投げ掛けてあげるといいです。子どもたちはママが何を知りたいかを考えているそうです。でも持っている情報が多く、ママがその中の何を知りたいかがわからない。そこで、2択とか3択とかのクイズ形式がおすすめ。色に例えるのも良いです。「赤だった?ピンクだった?」とか。そして一番肝心なのは、最初からあまり多くのことを聞かず徐々に聞くこと。もちろん最初から話してくれる子もいます。「ママがちゃんと自分の話を受け入れてくれるんだ!」とわかったら、たくさんお話をしてくれますよ。ママさんの中には、私との会話を通して「そう言えば!うちの子はお話をしてくれていた!」と思い出す方もいらっしゃいます。お腹の中にいたときの記憶をそのまま覚えている子どももいますからね。

 

●胎内記憶のお話をする時、こだわりなどがあれば教えてください。

大人から見れば未熟だけど、子どもは自分自身のことをよくわかっている。ママはそんな未熟な子を「ちゃんと育てないと」と思いがち。でも、子どもはママが思っている以上にすべてを理解しているんですよ。「子どもだから知らないだろう」「言葉が通じないからわからないだろう」は通用しない。また、実は子どもにとっては今現状がとても幸せで、逆にパパやママを幸せにしたいと思っています。そして、そもそも子どもは生まれた瞬間、自己肯定感を100%完璧にもっている。その肯定感を失わせているのが、社会で現実を見て自己肯定感を失っている大人だったりするのです。でもその失った自己肯定感は今からでも上げることができますよ!

 

●ご自身の子育てについて

わが子を“人生の先生”だと思っています。物の見方や純粋な生き方を知っている。私たち大人は社会に出て見方が偏ってしまっている気がします。少し違う見方にするだけで、子どもたちが教えてくれ気付かせてくれます。子どもが思春期になったら、大人の世界に入り自分の人生を歩んでいく。その隣で共に過ごしていける私でいられたらいいなと思っています。

 

●岡山のママさんに伝えたいこと

まず子どもの視点を知ってほしいと思っています。その視点を知ることで子育てが楽になりますし、子どもの素晴らしさを日々体感できてママも幸せになれますよ!子育てには正解がなく、何をして良いのかわからないからこそ、子どもたちの視点に立ってみること。そうすることで、子育てが180度変わってきます。

 

●編集後記

ふみえ先生とは昨年出会い、胎内記憶に関する映画の観賞会にお邪魔して、「これは子育て世代はもちろんだれにでも見てほしい」という気持ちになりました。胎内記憶の話を聞くと、お子さんがいらっしゃる方は「なぜわが子が自分の所に生まれてきてくれたのか」、お子さんがいなくても「自分がなぜ両親の元に生まれてきたのか」を感じられます。私は今の私があるのは息子たちのおかげだと心から思えるようになりました。病気がちだった息子たち。入退院を繰り返す子育てに苦労し、産んでしまった私のせいだと思ったこともありました。でも映画を見て、それも今の私になれるよう“息子たちが用意した試練”だと思うと涙が止まりませんでした。子どもが幼いころに胎内記憶を知っていたら、子育て自体の価値観が変わっていたと思います。お子さまの年齢は関係ありません。胎内記憶のお話は、これまでの自分自身の子育てを認め、子どもたちの気持ちと向き合う子育てのきっかけになるかもしれません。

あきば ふみえ

1975年生まれ。岡山市在住。2009年、現在のご主人と結婚し、二男二女を育てるステップファミリーに。11年に赤ちゃん連れのママの居場所づくりのため、コミュニケーションを楽しむ教室「きらきら」をオープン。ベビーマッサージ、サイン、ベビースキンケア講師の経験を経て、18年に「胎内記憶教育」を提唱する産婦人科医・池川明氏との出会いから、日本胎内記憶教育協会認定講師資格を取得。現在はラジオや音声配信、ブログ、SNSなどで胎内記憶教育の情報を配信中。

 

 

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