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[歯科医師ママの健康教室] 丸かじりでお口を育てる!

 夏に美味しいスイカ、トウモロコシ、キュウリ、トマト、ぶどうなどの食材を丸かじりすることはくちびる、前歯、舌、奥歯をしっかり使うことでお口を育ててくれます。

お口の機能は、言葉の発達、あごや歯並びの発達、よい呼吸や姿勢にも繋がっていて、お子さんの健やかな成長を支えています。

 

大きなお口を開けても一口では入りきらない経験が大切

 食べ物の大きさに合わせてお口を開いたり、ちょうど良い一口の量をかじり取ったりすることは、よく噛んで食べるために大切なことです。

 ですが、いつまでも大人が一口に切り分けていてもその力を伸ばすことは出来ません。

大きなお口を開けても一口では入りきらないことを感じて、かじり取ることを学びます。

 半円形に切ったスイカにかぶりつく、トウモロコシを前歯でかじり取る、長いままのキュウリをかじる、大きなままのトマトにかぶりつく・・・そんな経験からちょうど良い一口を学びます。

 

お口の周りや手が汚れたり、歯の間に詰まる経験も大切

 大きく切ったスイカにかぶりつくと、お口の周りや手、服も汚れてドロドロになるかもしれません。トウモロコシをかじると歯と歯の間に詰まって違和感があるかもしれません。

 そんな感覚を経験して、満足するまで体感することでお口を拭いたり、こぼさないように食べる意識を育てます。

このような食事は、親御さんに取ってストレスに感じるかもしれません。汚れても大丈夫な服で、お休みで大人がたくさんいる日を選んで、食事が終わったらシャワーやお風呂に入れる時を選んでなど、親御さんが頑張りすぎないタイミングでチャレンジしてみてください。

 

種や皮をお口の中で選り分けてはき出す経験も大切

 スイカの種を取らずにそのままかぶりついて種をはき出したり、ぶどうを皮のまま食べて、皮と種をはき出したりすると、舌をしっかり動かしてコントロールすることが上手になります。

 果物で皮や種を選り分けられるようになると、魚の骨を出すことにもチャレンジできます。

 舌が思い通りに動くことは、言葉の発達や発音にとても大切です。就学前の幼児期に親子でチャレンジしてみてください。

 

 お子さんは親御さんの行動をよく見て真似ることから学んでいきます。これから美味しくなる旬の食材を親子で丸かじりして、お口を育てる夏にしませんか?

 

横道由記子

岡山大学歯学部を卒業後、岡山市内で父親の歯科医院に勤務しながら二児の母親として読者2000人のメルマガ「歯科医師ママのむし歯予防」を6年間発行。

2013年に「お口の健康を通して人の幸せに貢献する」という理念のもと和気歯科医院の二代目院長となる。

2014年より、歯科医院の枠をこえて、人の幸せに貢献したい想いからリス企画ビジョンを立ち上げ、健康教室やイベントを開催している。

 

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