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「毎日がチャンス☆性教育は親子の日常会話」⑩/突然の質問にどう答える?

 

80%の子どもたちが、5歳になるまでに性に関する質問をしてくると言われています。

突然のこの質問、あなたならどう答えますか?

 

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『赤ちゃんはどうやってできるの?』

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ちょっと戸惑ってしまう質問ですよね。

ですが、興味を持った時は純粋に吸収してくれる一番のタイミングです♪

 

まずは、

「いい質問だね!何でそう思ったの?」

とお返事してあげてください。

 

こう問い返すことで、お子さんの本当に知りたいところが確認でき、ニーズに合わせて伝えることができます。

 

ポイントは、

『事実を淡々とポジティブに』

伝えること。

 

ここに意識を向けると不思議と気持ちが楽になります。

決してごまかしたり、嘘をついたりしないことが大切です!

 

それではニーズに合わせた3パターンの返答を紹介していきますね。

 

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『赤ちゃんはどうやってできるの?』

「いい質問だね!なんでそう思ったの?」

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☆例①

『昨日までお母さんのお腹の中にいたのに、一体どうやって出てきたのかなぁと思ったの』

「そうだよね、不思議だよね。お母さんのお股には、①おしっこをする穴、②うんちをする穴、そして③赤ちゃんが生まれてくる命の穴(膣)という3つの穴があるんだよ。この命の穴から赤ちゃんも、あなたも産まれてきたんだよ」

 

または、

「赤ちゃんね、命の窓から生まれてきたんだよ。お母さんのおへその下を少し切ってね、そこからお医者さんが赤ちゃんを優しく出してくれたの。お母さんは麻酔っていう痛み止めのお薬を使っていたから、心配しなくて大丈夫だからね。おへその下に赤ちゃんが生まれてきた証拠が残ってるんだよ」

 

 

☆例②

『赤ちゃんはどうやってお母さんのお腹の中にきたのか気になったの!』

「そっか!そこが気になったんだね!実は、赤ちゃんができるには二つ必要なものがあるよ。一つはお父さんの持っている命のもとの精子。もう一つはお母さんの持っている命のもとの卵子。この二つが出会って赤ちゃんになるんだよ」

 

 

☆例③

『精子はお父さんが持ってて、卵子はお母さんが持っているのに、「どうやって出会ったのかな?」って思ったの』

「すごいね、よく気付いたね!とってもわかりやすい絵本があるから、一緒に読んでみよう!」

 

または、

「いいところに気が付いたね!精子と卵子が出会うために、お父さんのペニスをお母さんの膣の中に入れるんだよ。そうすると、ペニスから精子が飛び出してきて、卵子と出会うことができるんだよ。それを性交とかセックスと言うよ」

 

伝え方はいろいろありますが、こんな感じで伝えることができます。

 

"え?こんなことまで伝えるの?"

"こんなにはっきり言って大丈夫?"

って思っちゃいますよね。その気持ち、とってもわかります。

 

でもね、大人が思うよりずっとずーっと素直に受け取ってくれるんです♪

 

ですが、

"やっぱり自分で伝えるにはハードルが高い!"

という時には、お近くで開催される性教育のお話会にぜひ参加してみてください♩

性教育のお話をしている方、増えているのできっと素敵な方が見つかるはずです♪

絵本を読みながらおはなしするのもおすすめです↓↓↓

 

◎ぼくのはなし(おかあさんとみる性の本)和歌山静子著、童心社

 

◎あかちゃんが うまれるまで (性とからだの絵本)
遠見才希子著、相野谷由起イラスト、童心社

あともう一つ大切なことを...

「今日のお話はプライベートゾーンのおはなしだよ。周りの人を守るためにも、あなたのことを守るためにも、お外では言わないようにしようね」

と最後に伝えてあげてくださいね。

 

それと、どのお話しの時も「あなたが生まれてきてくれてとっても嬉しい!」「だいすきだよ!」の気持ちも一緒に伝えてあげてください♩

きっと素敵な時間になります。

 

おうち性教育を楽しんでもらえると嬉しいです。

 

それではまた次回。

 

Daisy Life 鳥越 千裕

(看護師・看取り士・性教育講師)

 

いのちについて身近に感じるきっかけづくりをしています。

・幸せな最期のために、

・子ども達の安心安全で自由な未来のために、

親子で学ぶ習い事「いのちのがっこう」や、「大人から子ども達へ贈る性と生のおはなし」「死生観のおはなしと死の体感ワーク」などをしています。幼稚園や小中学校、学童や子育てサークルで定期的に活動中です。

 

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「毎日がチャンス☆性教育は親子の日常会話」⑨/セックスについて伝えるタイミング

「毎日がチャンス☆性教育は親子の日常会話」⑧/どんなあなたも大好きだよ

 

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