今回は離乳食相談に来られるママから質問の多い離乳食の準備、エプロンや食器などのグッズについてお話しします。
赤ちゃんの発達を考えると、便利なグッズが逆効果になることがあるので注意が必要です。
床に座って低いテーブルで食べるのであれば椅子は必要ないかもしれません。
テーブルと椅子でお食事するご家庭であれば、成長する中でもいい姿勢で座れるように、座面や足置きの台の高さを調整できる椅子がオススメです。
図の4箇所が直角になるように調整するといい姿勢を維持しやすくなります。
便利なシリコン製のエプロンは、洗ったり片付けが楽なので、私も我が子の離乳食時期に使っていました。ですが、厚みと硬さがあるので赤ちゃんが食べ物を持ってお口に入れる動きを邪魔してしまいます。
動きやすく、お母さんにも後片付けの負担が少ない薄手のエプロンを選ぶのもいいですし、エプロンを使わないで食事の後は着替えてしまう、
また夏であればオムツだけにして食事の後はお風呂で流すという選択肢もあります。
赤ちゃん向けの可愛い柄やキャラクターのついた食器を用意したくなりますが、赤ちゃんが食器に興味を取られて食材や食べることに集中できなくなることがあります。
できるだけシンプルな食器がいいですし、お皿ではなくテーブルの上にそのまま置く方法もあります。
離乳食時期には、手で触った感触を確かめて、口に運ぶ手づかみ食べをたくさん経験して、
色々な感覚を感じながら発達していくので興味を持つまでは特別用意する必要はありません。
赤ちゃんが興味を持ち、手に取るようになれば
小さなお口に合わせたサイズのもの、あまり深くないものを用意します。
赤ちゃんが使いやすいように、すごく太かったり大きく曲がっていたりするものもありますが、便利であるということは、楽に食べたり飲んだりできる反面、発達のチャンスが少なくなることを知って選んで欲しいと思います。
食べることを学んでいる離乳食時期には、失敗も大切な経験なので、床も汚れます。
片付けしやすいように新聞紙やレジャーシートを敷いておくと親御さんの負担が減るのでオススメです。
私も、子供達が幼い頃は、ビニール製のシートを床に敷いて雑巾でササッとふいて過ごしていました。
離乳食の準備やグッズを選ぶポイントは、赤ちゃんの発達をじゃましないこと。そして、親御さんの負担が大きくならないことです。
親子で、日々の成長発達を楽しんで過ごせるように選んでみてください。
横道由記子
岡山大学歯学部を卒業後、岡山市内で父親の歯科医院に勤務しながら二児の母親として読者2000人のメルマガ「歯科医師ママのむし歯予防」を6年間発行。
2013年に「お口の健康を通して人の幸せに貢献する」という理念のもと和気歯科医院の二代目院長となる。
2014年より、歯科医院の枠をこえて、人の幸せに貢献したい想いからリス企画ビジョンを立ち上げ、健康教室やイベントを開催している。
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