離乳食を3回しっかり食べるようになると、おやつをどうしたらいいの?どんなお菓子を用意したらいいの?という質問をよく頂きます。
健やかな成長のためには、甘いお菓子を用意する必要はありません。
今回は、乳幼児のお子さんにどうしておやつが必要なのか、どんなおやつがよいのかについてお伝えします。
子どもにとっておやつは4度目の食事。
胃が小さく未発達で、一度にたくさん食べられません。
そのために必要なエネルギーを補助するのがおやつです。
甘いおやつを好きなだけ与えると食べすぎてしまいます。
食事を食べなくなったり、好き嫌いが強くなることもあります。
袋からお皿に出して今日はこれだけ、と量を決めましょう。
食事をすると、お口が酸性になり歯が溶けます。
食べ終わって時間がたつと唾液がお口を中性に戻してくれます。
ダラダラ食べると歯が溶ける時間が増えてむし歯になってしまいます。
おやつは15分を目安に時間を決めて終わるようにしましょう。
①糖がたくさん含まれているもの
おやつに含まれる糖が多いほど歯を溶かす酸が強くなります。
自然の甘さに慣れて、できるだけ甘さが少ないものを選びましょう。
あめやチューイングキャンディのように、口の中に長時間入っているおやつを選ぶとむし歯になりやすくなります。
③歯にくっつきやすいもの
甘さが強くなくても、スナック菓子のように歯にくっつきやすいおやつを選ぶとむし歯になりやすくなります。
4回目の食事として、残っているご飯やおかずを少し食べるのはおすすめです。
かじり取って食べる手づかみのきっかけになることもありおすすめのおやつですが、糖度の高い食べ物なので量を決めることが大切です。
3~6歳の目安量で、ミカン1個、バナナ半分、イチゴ5粒、リンゴ半分、カキ半分などです。
お米と塩などシンプルな材料でできたせんべいはおすすめです。
3~6歳の目安量で2枚程度です。
横道由記子
岡山大学歯学部を卒業後、岡山市内で父親の歯科医院に勤務しながら二児の母親として読者2000人のメルマガ「歯科医師ママのむし歯予防」を6年間発行。
2013年に「お口の健康を通して人の幸せに貢献する」という理念のもと和気歯科医院の二代目院長となる。
2014年より、歯科医院の枠をこえて、人の幸せに貢献したい想いからリス企画ビジョンを立ち上げ、健康教室やイベントを開催している。
授乳、抱っこ、離乳食、むし歯予防、歯並びのことなど歯医者さんに聞いてみたいことを公式LINEから無料で相談できます。
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