今回は、顎やお口が本来持つ成長力を発揮できるように促し歯並びが良くなる習慣を4つご紹介します。
①鼻で呼吸する
息を吸う時も、吐く時も鼻で呼吸するのが本来の呼吸です。
鼻呼吸によって良い方向に成長できます。
鼻で呼吸することによってお口の周りの筋肉バランスが崩れることなくお顔が前方向に成長できます。
また、感染症予防や、酸素の供給にとっても鼻呼吸の方が優れています。
キレイな唇が良い歯並びにつながる
一見唇を閉じて鼻呼吸しているように見えるお子さんでも、唇が乾燥してガサガサしている場合はうっすら口から呼吸している可能性が高いので注意が必要です。
②舌が正しい位置にある
皆さんの舌の位置は正しいでしょうか?
舌の先はどこにあるでしょうか?
舌全体が上顎にピッタリくっついている
舌の正しい位置は、リラックスしている時にも舌先が上の前歯の数ミリ後ろにあり舌全体が上顎にぴったりくっついている状態です。
舌と上顎の間のスキマは要注意!
舌と上顎の間に隙間がある人は舌の筋力が低下して位置が下がっている状態です。
③お口を優しく閉じている
唇は、優しく閉じることができるでしょうか?
口の周りのシワやへの字口は要注意!
唇を閉じた時にへの字になっていたり、下あごに梅干のようなシワができたり、唇の幅が目と目の幅より小さかったりするのは、唇を閉じる力が弱く頑張って閉じている状態なのでリラックスした時や集中した時などにうっすら口が開いて口呼吸していることがわかります。
④正しい飲み込み方ができる
赤ちゃんと大人では飲み込み方が違います。
離乳食時期に固形物を飲み込む時に獲得する
正しい飲み込み方は、舌が上顎の正しい位置にあり、舌先から後ろに向かって舌と上顎で食道に向かって送り込みます。
飲み込む時に口の周りは動かない
この時、舌が前に動いたり、唇や頬が動いたり、口の周りにシワができたりするのは正しい飲み込み方ができていない状態です。
ここまで4つの歯並びが良くなる習慣についてお話ししてきましたが、皆さんはいかがでしたか?
YouTubeチャンネル「ハピリスキッズクラブ T V」では、この4つの習慣を身につけて、心と身体の健やかな成長をサポートする内容を今後もお伝えしていきます。
この習慣を身につけたい!と思った方は「お口を育てる遊び6選」「あいうべ体操」の動画をぜひご覧ください。
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横道由記子
子どもの頃にむし歯だけでなく、歯並びに悩んで矯正治療を受けた経験から、予防歯科という言葉にひかれ、地元岡山大学の歯学部で学び、平成25年に和気歯科医院院長となる。
むし歯の予防だけでなく、噛み合わせにおいても、原因を見つけ治療とあわせて予防していく考え方を学び、我が子の子育てで悩み、学んだことをいかして、医院では小児歯科・小児矯正歯科を担当している。
地域の保育園、幼稚園、公民館など子育て支援事業や企業主催の健康教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。
授乳、抱っこ、離乳食、むし歯予防、歯並びのことなど歯医者さんに聞いてみたいことを公式LINEから無料で相談できます。
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