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才能を伸ばす子育て③子どもの才能の見つけ方-視点編

こんにちは。2学年差男女3児の子育てをしているいくりんです。

これまで、子どもの才能についての「考え方」 「見つけ方」について書いてきました。

今回は第2回の「見つけ方」について、子どもの様子からさらに詳しく持っている良さや才能を見つける視点をお伝えしていきますね。

 

好き=才能?

前回「その子の特徴的な性質や性格も才能なのだ」ということをお伝えしてきましたが、もちろん、その子が「好きでよくやる事」も素晴らしい才能になります。

例えば「同じパズルを繰り返し何回もする」「ブロックを何回も作っては壊すを繰り返す」「石を拾って集める」「虫や生き物をすぐに触る」などなど。

大人からすると「なんでそんなこと?」と感じることでも、好きな事は大きくなるにつれていろいろな力につながっていきます。

そもそもどうして好きな事が才能につながるのでしょうか?

好きな事は誰に言われなくても繰り返しやってしまうものですよね。つまり、「好きで興味がある事」は「自然と反復練習している」ようなものなのです。

何回もやっていれば行動は上達していくので、さらに面白くなってまた繰り返す。するとさらに上達して…の繰り返しになるので、好きな事は他の人よりも上手になる=つまり才能となるのです。

 

好きを深堀りする

では「野球が好きな子はみんな野球の才能があるか」というと、実は好きの要素によって変わってきます。

例えば、「習い事は好きだけど、個人練習するほどではないかも」「うちの子は〇〇が好きだけど、才能かな…」と考えることがあるかもしれません。

そんな場合、対象のどの要素が好きなのか細かく分析していくことで、別の才能が見えてくるのです。

 

例えば「野球が好き」という子なら、

①身体を動かすのが好き

②みんなでするところが好き

③道具が好き

④打ったり捕ったりするのが好き

⑤見ているのが好き

と分けることができます

 

①のタイプの子なら、運動全般に興味があるけど勝ち負けにはこだわらず、運動すること自体が楽しいのかも。②のタイプの子なら、個人種目より団体競技向き。人と関わることが好きかもしれません。

③なら道具への興味から、物作りや形・素材などへの関心に広がる可能性が。④の子はたくさん打ったり捕ったりするため自主練をする負けず嫌いかもしれない。そして⑤は、自分がするよりも観戦が好きなので、知識が増えていくかもしれない。

このように、どの部分が好きかによって一つの種目だけにこだわらない才能が見えてきます。

 

その行動のどの部分が好きなのか

もう一つ具体例を示してみましょう。ブロックが好きな子の場合です。

ブロックが好きな子も多いと思いますが、これも「ただ作るのが好き」ということに留まらず、才能の種類は深く分けていくことができます。

 

①説明書通りに作ることが好き

②作った物で遊ぶのが好き

③作った物を飾っておくのが好き

④自分で自由に作るのが好き

⑤人が作るのを見るのが好き

 

というように、一言で「ブロックが好き」と言ってもその要素はこんなに分かれています。もちろんどれか一つだけでなく、この中のいくつかが混ざっていることもあります。

①のタイプの子は、一度説明書通りに作った後に分解し、また説明書通りに組み立て直すということを延々繰り返すかもしれません。それは粘り強さや、説明書を読む力に結び付きます。

そして②は、作った物を動かしてごっこ遊びをするなど、作るだけでなくその先の遊びで想像力が広がっていきます。③のタイプの場合、一度作った物を壊すことに抵抗があって「ずっと飾っておきたい」というかもしれません。コレクションすることや「集める」「見ている」ということに関心が強いとも言えます。

逆に④のタイプの子は、自分が作った物を壊すことにあまり抵抗がなく、説明書通りに作ったものでも、最終的にバラバラになって元通りにならなくても抵抗がありません。そんな子は創造力が育ちやすいです。

⑤の見る方が好きという子も中にはいて、そんな子は分析力や観察力が才能となりやすいかもしれません。

このように一言に「好き」と言っても、「その行動のどの部分が好きなのか」をよく観察していくことで、その子のより詳しい才能を見つけることができます。

もし詳しい好きの要素が分かれば、「どうしてそんなことするの?」と不思議だった言動も、才能を伸ばす行動の一つということが分かるかもしれません。

ぜひよくお子さんを観察して、お子さんの「好き」の要素を見つけてみてくださいね。

 

いくりん

2学年差3人兄妹の母。妊娠中にワンオペ子育てを3年間経験。そんな中でも、学び好きな性格から心理学や親子講座、脳科学など子育てについて積極的に学ぶ。子育ては「気軽に楽しく幸せになれるエンターテイメント♡」と思いながら日々子どもたちと接する。

 

☟前回の記事はこちら

②子どもの才能の種の見つけ方

①子どもの才能とは何か?

 

☟「育てる」のほかの記事はこちら

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