こんにちは。2学年差男女3児の子育てをしているいくりんです。
これまで、子どもが元々持っている「才能の見つけ方」についてお話してきました。
才能も個性で、誰かと比べて秀でたものだけでなく、その子が元々持っている興味や関心、性格、性質なども才能になっていくということ。
それを踏まえて、今ある才能を見つけていくための「視点の持ち方」について、詳しく伝えさせてもらってきました。
とはいえ今はまだ開いていない才能もあるでしょうし、「もっと可能性を広げられるなら広げてあげたい!」-そんな親心も分かります。
「そもそも子どもの才能の可能性って広げることができるの?」-はい、もちろんできますよ。今回は「子どもの可能性の広げ方」についてお話していきますね。
例えば、ボールを見たことも聞いたこともない人が「ボールが好き♡」となるかというと、そんなことはありえませんよね?
存在を知らない物にはそもそも興味を持ちようがありません。ボールに興味があるかどうか、得意になるかどうかは、まずボールを見せてあげるところから始まります。
初めてボールを触って、では才能があったら最初から上手に扱えるかというと、そういう子もいるかもしれないけれど、それはごく少数。大抵の場合、最初はうまく扱えない人の方が多いです。幼児ならなおさら。
それが何回も遊んでいくうちにだんだんとできることが増え、面白くなってきて好きになっていく。そんな風に、どんなことでも時間と回数が必要です。
なので「これはどうかな?」とやらせてみて、「うまくできなかったからすぐにやめちゃった」「だからこれはダメなんだ=才能にはならない」と決めつけるのは早いのです。
子どもだって、うまくできないことはなかなかやりにくい。でも何回も、時間をおいてやってみたり、人がやっているのを見たりすることで、だんだんと興味が出たり、触れてみたり、という風にゆっくりゆ~っくり才能を育てていく子がほとんどです。
幼児のうちは、色んなものをまず「知る」→「見る・経験する」→「繰り返す」。それを続けるうち、だんだんと「特にこれが好き」が見つかっていくものなのです。
とはいえ一つに絞る必要はなくて、小さいうちは「あれも好き」「これも好き」と好きで楽しめるものがたくさんあっても大丈夫。それが可能性を広げるということになるのです。
子どもがまだ小さいうちにできることといったら、さっきも伝えたようにまずは「知ってる」ものを増やすこと。
そのための方法として、図鑑や絵本で存在を知らせるも良し、テレビや動画で動いている姿を見せるも良し。中でも一番強力なのは、もちろん『実際に経験すること』です。
実際に外に出掛けて体験したり、触れたりしてみる。そうすると五感をフル活用するので、子どもの印象も記憶も本や画面で見ただけより段違いに残ります。
もちろんさっきも書いたように、その一回で「大好き♡」までなるかもしれないし、ならないかもしれない。
ただここでの目的は、子どもに広く浅くでいいので色んな世界を紹介して感じてもらうこと。経験があれば、大きくなったときにふと「やったことある」という記憶と共に興味がわくかもしれないですしね。
ただ、子どもにも性格があるので、新しいことを色々体験するのが得意じゃない子もいます。
そんな場合は無理にあれもこれもとさせるのではなく、安心感を与えながら一つ一つをじっくりと味わわせてあげてください。
才能を育てる一番の土台は、第1回でお伝えした『安心感』なので。安心感の土台を整えた上で、経験させてあげてくださいね。
いくりん
2学年差3人兄妹の母。妊娠中にワンオペ子育てを3年間経験。そんな中でも、学び好きな性格から心理学や親子講座、脳科学など子育てについて積極的に学ぶ。子育ては「気軽に楽しく幸せになれるエンターテイメント♡」と思いながら日々子どもたちと接する。
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