Home>育てる

[ 育てる ]

[歯科医師ママの健康教室] 姿勢からお口を育てるはいはい遊び(3〜10歳)

はいはいは、座ったり立ったりするとき姿勢を保持するための筋力を育む大切な発達段階です。

よく噛んで正しく飲み込むためにも、また健康的な鼻呼吸を続けるためにも、良い姿勢を保持できることは必要です。そしてお口を正しく日々しっかり使うことは、顎顔面や歯並びを育てることもわかっています。

普段診療室でお子さんの矯正治療を行う際にも、お口のトレーニングと合わせて、姿勢よく過ごすためのトレーニングとして雑巾がけや手押し車などのはいはい遊びを提案しています。

今回は、はいはいを十分しないまま大きくなったお子さんにも楽しく取り入れてもらえる遊び方をご紹介します。はいはい遊びで良い姿勢を育てましょう。

 

でこぼこはいはい遊び

布団やクッション、段ボールなどでお山やトンネルを作り、その凸凹をはいはいで登ったりくぐったり乗り越えたりして遊びます。

普段歩いているお子さんも、凸凹を登ったりくぐったりしながらのはいはいは冒険気分で楽しめます。

 

親子でトンネル遊び

大人が高ばいの姿勢でトンネルを作ります。こどもは膝つきばいでトンネルをくぐります。

 

ぞうきんがけ遊び

①向かい合った二人が雑巾掛けしながら近づきます。

②近づいたらジャンケンします。

③勝った方は高ばいをし、負けた方は腹ばいか膝つきばいでくぐります。

 

手押し車遊び

手押し車遊びは、体幹を鍛えて良い姿勢を維持するのに効果的ですが、腰が反ってしまう状態では効果がなく、また腰を痛めてしまうこともあるので、体幹が弱いお子さんのために4つのステップをご紹介します。

 

Step1 自分の両手で身体を支えられないお子さんは、大人が子どもの胸と太ももを抱えて支えます。

 

Step2 胸の支えで前身できるようになったら大人が子どものお腹と膝を支えます。

Step3 次は子どもの両膝を支えながら進みます。

Step4 最後は子どもの足首を支えながら進みます。

 

はいはい姿勢のポイント

①手のひらを開いて肘を伸ばす

②体が床と平行になる

③頭をおこして前を見る

 

遊ぶ時のポイント

①大人が笑顔でやってみせて、一緒に楽しむ

②できると信じる

③できたことを見つけて喜ぶ

④無理にやらせない

 

「やらせよう!」と意気込みすぎないで、一緒に楽しむのがポイント。今回の動画が親子の触れ合いを楽しむ遊びのヒントになれば嬉しいです。

 

横道由記子

子どもの頃、むし歯だけでなく歯並びに悩み矯正治療を受けた経験から「予防歯科」という言葉に引かれ、地元岡山大歯学部で学び平成25年に和気歯科医院院長となる。むし歯の予防だけでなく噛み合わせにおいても、原因を見つけ治療と合わせて予防していく考え方を学び、医院では我が子の子育てで悩み学んだことを生かして小児歯科・小児矯正歯科を担当。地域の幼・保育園や公民館などの子育て支援事業のほか、企業主催の健康教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。

 

ハピリスキッズクラブ 公式LINE

授乳、抱っこ、離乳食、むし歯予防、歯並びのことなど、歯医者さんに聞いてみたいことを公式LINEから無料で相談できます。

 

↓↓ハピリスキッズクラブが生まれた和気歯科・小児歯科の情報はこちら

和気歯科・小児歯科 Facebook

和気歯科・小児歯科 Instagram

YouTubeチャンネル [ハピリスキッズクラブTV]

 

↓過去の記事はこちら

・野菜ジュースとお口の健康(0歳〜12歳)

・よく噛むことがむし歯予防になる(2~12歳)

 

↓「育てる」のほかの記事はこちら

・忙しいママに!元保育園の給食の先生が提案する「季節の野菜を取り入れた簡単!離乳食レシピ」⑱桃

・才能を伸ばす子育て④可能性の広げ方

>一覧に戻る

ログインして「コメントを書く」

Access Ranking

Present

プレゼント