ここ数日の寒さで街路樹も一気に色付き町が彩り豊かになりました。いよいよ一年の締めくくりの時期ですね!
さて今月は「空間デザインと心のデザイン」をお届けいたします。
① 子どもたちに空間デザインしてもらおう
② 自叙伝的反応
③ 圧のない時間を
12月はクリスマスにお正月、それに大掃除とイベント・準備がてんこもり!これらをお母さん一人でとなると中々厳しいもの…。
そこで今年はクリスマスの装飾準備などはお子さまに任せてみませんか(^^)??
あらかじめ予算を決めて金額内で仕入れをしてもらい、飾り付けから撤収まで委託する感じ。ポイントは「初動のタイミングでいかに子どもたちをその気にできるか!」です♪
例えばご兄弟のいらっしゃるご家庭だったら、「君たちに任務を与える!」でもいいですし、「○○株式会社さんにお仕事の依頼です」など、お子さまが好きそうなフレーズでスタートしてみてください♪
乗ってくれたら予算と業務内容を伝え、100均やショッピングモールなどで仕入れをします。このとき、安全のため同伴はしますが口はつむったまま。すべて子どもたちが選択・決定します。
「お母さん、どっちがいいと思う?」などの問いかけにも答えません(ここがかなり大事)。
会計ももちろん子どもたちだけで!お子さんによっては、飾る場所を確認してから買い物に行く子もいれば、「とりあえず早く仕入れに行こう!」という子もいると思います。
行動パターンに正解はありませんので、どちらの場合でも保護者の皆さまは見守りに徹してくださいね。
自叙伝的反応とは、相手の話を自分の視点で賛成・反対など評価し、経験を元にアドバイスしたりすることを指します。
これは大人同士でもある話ですが、お子さんの話を聞くときこれを適用してしまうと、お子さんの顔は次第に曇り次の話題は出てこなくなるでしょう。
なぜなら子どもたちは「正しいか正しくないか」をジャッジしてほしくて話すわけではなく、あった出来事を共有したくて話していることが多いからです。
よく「うちの子は時系列で話すことができないし主語がないんですけど、これって直した方がいいですか?」と質問を受けますが、これも固執せず、子どもが言いたい内容を聞き返すときにさらっと流すくらいの軽い感じがおすすめです。
「話を聞いてもらった」という時間は子どもたちの心を満たし、根拠のない自信を育てます。
「忙しくてそんなの付き合ってられない!!」という方はお子さんの帰宅後、最初の『ねーねー、あのね…』の話だけでいいです(^^)相手の目を見て手を止め、聞き入ってみてください♪
何をしていても誰かしらからジャッジされる世の中…例えばお母さんの立場だと、子どもがイタズラすれば「どんなしつけしてるんだ!」と言われ、宿題をしていかなかったら「お家で見てあげていますか?」と言われ、家事が上手く回せなかったら「お母さんなのに…」と言われ、そして最後には「自分は何をやっても上手くいかない」と自信がなくなる-こういう風に何をしていても周りから圧をかけられる日常だからこそ、自分くらい自分に「理想という名の圧」をかけるのやめてみませんか(#^^#)
良いも悪いもジャッジしない。そんな日があってもいいじゃないですか♡
まずは自分から♪
山本 真結子(やまもと まいこ)塾講師・セミナー講師
電器店勤務、エステティシャン・ネイリスト経験を経て8年前に教育業界へ転身。転身後、コーチングによる学習塾を開くというオーナーと出会い、「学習=一方通行で教えこまれる物」という概念から目が開かれる感覚を味わう。開校後みるみる楽しそうに力を伸ばしていく生徒たちを目の当たりにし、「今後はこれが主流になる、そして生徒の幸せにつながる」と実感。以来すっかり教育業界に魅せられ、自身も成長の日々を送る。専門学校1年と高校2年の2児の母。
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