Home>育てる

[ 育てる ]

オトナが見えているようで見えていない!子どもの本当のキモチ/⑩「子どもの習い事を辞めるタイミングがわからない!」-親子でスッキリ!習い事のモヤモヤが解決できる方法とは?

「子どもの絵」心理カウンセラー「おじゃまき」と親子コミュニケーションの専門家「たなきょう」の子育てコラムにようこそ!

2人の経験や専門知識から「子どもたちが今感じていること」「親子のコミュニケーション」についてお伝えする本コラム。

私たちの経歴や活動、思いは初回コラムや一番下のプロフィールをご参照ください。

 

子どもの習い事、いつまで続ける?

みなさんのお子さんは、何か習い事をしていますか?

ある調査によると近年、小学生の7割以上が習い事をしているそうです。

先日、保護者の方から「子どもの習い事の辞めどきに悩んでいる」というお話を聞きました。

たしかに、一度始めたらいつまで続ければいいのか悩みますよね。

「継続は力なり」と言うし、イヤになったからといって子どもに途中で投げ出すことを教えたくない。

今はまだ成果は出ていなくても、もう少し続けていれば得るものがあるかもしれない。

先が見えないからこそ、「何をきっかけに決めたらいいのかわからない」という方もいらっしゃると思います。

今回は、そんな「習い事の辞めどき」についてお話ししていきます。

 

習い事の傾向と対策

「習い事の辞めどきがわからない」-そう考え始めるきっかけはなんでしょうか?

「子どものモチベーションが下がっている」「成長がみられない」「ほかに優先すべきことが出てきた」などがあるのではと思います。

そもそも一口に「習い事」といっても、客観的に見ると大きく「趣味or学習」という2種類に分けられます。

サッカーやバレエなど趣味のような面を持つ習い事に対して、英語教室や学習塾などお勉強のような習い事。

「趣味か、学習か」と傾向が違えば始める理由も違うので、辞めるタイミングが変わってくる場合もあります。

そこでオススメしたいのは、「今通っている習い事を書き出して整理すること」。

継続中の習い事それぞれに、かかる時間(通う時間+レッスンの時間+宿題の時間など)や費用、現在のモチベーションや本人の気持ちなど、全部書き出して表にしてみます。

そのとき思い出してほしいことの一つが、「その習い事、どうやって始めることになったか覚えていますか?」ということです。

「お友だちが通っているから」「何かできるようになりたいから」など、きっといろいろな理由がありますね。

趣味の習い事なら、お子さん自身が「やりたい!」と言ったことがきっかけの場合も多いでしょう。

お勉強なら「学力を上げるため」といった具体的な課題や、保護者の方が「将来のために通わせたい」と思われて始めたケースも多いかと思います。

書き出してみたら、なんとなく続けていた習い事にとても大切な目的があったり、逆に続けている理由が思い出せないくらいで実はもう優先順位は高くなかったり、いろいろなことが見えてくると思います。

 

子どもの習い事とお金

もし習い事を見直すキッカケとして金銭的な理由があるならば、私はそれを子どもにも伝えていいと考えています。

それは「お金がかかるから辞めなさい」「ウチはお金がないからムリ」という言い方ではなく、「ウチは習い事にかけられるお金が毎月●〜●円で今、毎月これだけ払っている。このまま続けることをあなたはどう思う?」と。

このとき注意することは、習い事にお金をかけることについて「我が家に金銭的な余裕があるかどうか」ではなく、「我が家としては子どもの習い事にかけるお金は●〜●円が妥当だと考えている」というスタンスで話すことです。

そうでないと、子ども自身が「お金があることがよくて、ないことが悪い」という単純な発想になってしまいます。

子どもたちは、習い事にかかる費用に無頓着かもしれません。

でもお小遣いを与えてお金の使い方を学ばせるのと同じで、習い事にかけられる費用を通してお金の価値を考えさせ、その習い事と自分とのスタンスを考えさせることはとても大切だと思っています。

また、実際いくらお金があっても時間は有限。

人生が「時間」だとすれば、子どものうちにできることも限られています。

ぜひ、生きる上で「やることの取捨選択」が必要だということも伝えてあげてください。

「これもやりたい!」「あれもやりたい!」という好奇心はもちろん大切。

幼児や小学校低学年のころは、ただ「やってみたい!」だけでも大丈夫ですが、大きくなればなるほど、限られた時間を有効に使う習慣も子どものうちから身につけておきたいですね。

そのためにも、習い事の目的について親子で考え、改めて話し合ってみることが必要だと感じています。

 

せっかくの経験を活かすために

先日、とあるバラエティの動画で「(単なる)経験で終わらせない!」という言葉を見つけました。

​いろんな経験はおもしろいしワクワクする。

経験できる機会が持てるのはありがたい。

でも、目的がない行動は、意味がナイ。

​忘れないようにしたいのは、習い事を辞めるときだけでなく新しく始める前にも、「その経験は何に繋がるの?」と子どもに問いかけること。

「これをすることによって、〇〇になれる!△△が期待できる!」

その想いがあれば、その習い事がワクワクするし、子どもたち自身も楽しく取り組めるのかなと思っています。

ちなみに、途中でご紹介した「習い事を書き出して整理するための《時間もお金もフル活用!ムダな習い事がなくなる見える化シート》」を、ご希望の方に今回無料でプレゼントさせていただきます!

サイトから簡単にダウンロードできるようにしましたので、どうぞこちらからご覧ください!

何かを決めるときのコツは、「まず全部見える化する」ということ。

ぜひたくさんの方に活用いただけましたらうれしいです!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

このテーマをさらに具体的にお伝えするため「おじゃまき&たなきょう」の2人で毎月インスタライブを行っています!詳細はそれぞれのInstagramでお知らせします。

ぜひ下のリンクからチェックしてみてください!

引き続き「オトナが見えているようで見えていない!子どもの本当のキモチ」をお伝えしていきますので、次回のコラムもどうぞお楽しみに!

 

↓↓過去のコラムはこちらから↓↓

⑧兄弟ゲンカが社会で役立つ学びの場に変化!?/子どものコミュニケーションスキルが上がる方法とは?

⑦もっと子どもに共感するためのヒントとは?/「こうあるべき!」を崩すプロセスの楽しみ方

 

↓↓「育てる」の他のコラムはこちらから↓↓

[歯科医師ママの健康教室] 髪型と姿勢と歯並び(3~12歳)

ママ楽♪おやこの作り置き/かんたん“時産”ごはんのススメ⑦保育園児にも好評!厚揚げと春雨のしょうゆ炒め

 

おじゃまき(阪本眞基子、MORE+代表、「子どもの絵」心理カウンセラー)

岡山県出身在住。外資系大手人材派遣会社に支店長として長年勤務する中、支援する求職者を含め“心のバランスが壊れてしまう”大人たちにたくさん出会う。
介護により退職後「心のバランスが壊れるのは幼少期に課題がある」と知り、ユング心理学に基づいたアートセラピーを学ぶ。
現在は地元美術館での対話型鑑賞のファシリテーションのほか、「絵から診断!言葉にならない子どもの心理」と題して外向きの顔と心の内側を読み解いたり、教育関係者や保護者向けに実際の絵の読み解き方を伝えるなど、子どもたちの表に出ないSOSを知る活動を展開している。

Instagram~家庭でできる簡単な絵の読み解き方をお伝えしています!

HP
「子どもの絵」心理カウンセラー養成1day講座
アートセラピーのご紹介
岡山県倉敷市で企業研修・人材育成ならMORE+

 

たなきょう(田中響子、スーパースピーチキッズアカデミー代表、親子コミュニケーションの専門家)

東京都出身、ルクセンブルク在住。関東の私立女子中高での8年間の勤務経験を通して、思春期の生徒たちが「親や先生から求められる私」を追求するあまり、本音を抑え込む姿に直面する。その後、子育てが原因で親子が苦しむ“負の連鎖”を断ち切るため、定期的な親子1on1ミーティングを通して子どものホンネを親が引き出す必要性を痛感。
国内外2,500人以上の生徒の指導経験や海外での子育てを通して、日本人親子に特化した「子どもが思春期を迎える前に親が身につけておきたい親子コミュニケーションノウハウ」を体系化。「Kyoko式 親子1on1メソッド」として、東京でのセミナーやワークショップを始め、オンラインでもオリジナルメソッドの普及活動に努めている。

Instagram~家庭でできる子どもの本音を引き出す方法をお伝えしています!

HP
ルクセンブルク式・思春期の褒め方
スーパースピーチキッズアカデミー

>一覧に戻る

LaLa Okayama 会員登録

Access Ranking

Present

プレゼント