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【新連載】「栄養でラクラク育児」〜1日10分の自分時間を①夜泣きにさよなら!まさかの方法~栄養補給でグッスリ対策~

はじめまして!管理栄養士の森田早紀です!

あなたは子育てに“つまづく”ことはありませんか?

「好き嫌いや偏食で元気に育ってくれるか心配」
「他の子より成長が遅いかも」
「なんだか育てにくい気がするな…」

私は普段、そんなママたちが自分らしく、親子で元気に、楽しく子育てをしていくため、講座やカウンセリングを通して「無理なく続けられる知恵」をお伝えしています。

この記事を読んでいただいて、ママの心がふっと楽になるよう願っています。

 

初回のテーマは『夜泣き』。

「夜泣きがひどくて寝不足…」
「どうしたらぐっすり寝てくれるの?」

そんなお悩みを抱えていませんか?

実は、赤ちゃんの夜泣きには“栄養”が深く関係していることがあるんです!

「寝かしつけの方法を色々試したけどダメだった…」という方こそ、ぜひチェックしてみてください!

 

そもそもどうして夜泣きするの?

夜泣きの原因はいくつかありますが、意外と見落としがちなのが…

「栄養不足」 なんです!

栄養が不足すると…

  • 血糖値の乱れ → 夜中に目が覚めやすくなる
  • 神経が興奮しやすい → ちょっとした刺激で泣いてしまう
  • 満腹感が持続しない → 夜中に「お腹空いた!」と泣いてしまう

つまり「子どもが寝る前の栄養補給」を意識することで、夜泣きを軽減できる可能性があるんです!

今回は、

  • 夜泣き対策におすすめの栄養素
  • 母乳やミルク育児でできること

を順番にお伝えしていきますね。

 

夜泣き対策におすすめの栄養素

では、どんな栄養が夜泣き対策に役立つのか?

特に意識したい3つの栄養素をご紹介します!

 

① トリプトファン(睡眠ホルモンのもと!)

トリプトファンは、幸せホルモン「セロトニン」 を作るのに欠かせない栄養素。

セロトニンが増えると睡眠を促す「メラトニン」が分泌され、赤ちゃんがスムーズに眠れるようになります。

▽含まれる食品

  • バナナ
  • 赤身肉
  • 納豆

12〜14時間かけて睡眠を促す「メラトニン」に変換されるので、朝摂っておくことがおすすめですよ!

 

② ビタミンB群(ぐっすり眠るサポート)

ビタミンB群は、神経の働きを整えてくれる栄養素。

特にビタミンB6は幸せホルモン「セロトニン」の合成を助けるので、①トリプトファンと一緒に摂るのがおすすめです!

含まれる食品

  • サツマイモ
  • ブロッコリー
  • カボチャ
  • 鶏ささみ

ビタミンBはたくさん種類がありますが、水に溶けやすく、熱に弱いものが多いです。

ゆでるより蒸す・炒める調理法がおすすめです!

 

③ マグネシウム(神経の興奮を抑える)

マグネシウムは、筋肉をリラックスさせたり、神経の興奮を鎮めたりする働きがあり、スムーズな入眠を助けます。

▽含まれる食品

  • 豆腐(絹ごし・木綿どちらでも)
  • ゴマ
  • アオサ
  • 干しエビ(桜エビ、アミエビなど)

こまめに使える万能食材が多いので、ふりかけにしたり、卵焼きやお味噌汁に入れるのもいいですね!

離乳食が始まるまでの夜泣き

赤ちゃんは10カ月間、ママのお腹の中で安定した温度や明るさで過ごしています。

生まれてくると暑い、寒い、明るい、暗い、いろんな音などさまざまな環境の変化に一気に直面しています。

大人でも、環境に変化があるとストレスを感じますよね?

それは赤ちゃんも一緒です。

一般的に知られている夜泣き対策として、室温や着せる服の調節、胎内音を聴かせるなどの対策ももちろん有効。

けれども、それでも泣き止まない、寝てくれない…。

そんな時にはぜひこれを試してみてください!

 

▽完全母乳のママ

ママが食べたものが母乳の材料になります。

妊娠後期から産後は特に、鉄不足になるママが多いのですが、

鉄は幸せホルモン「セロトニン」の材料の一つです。

血液検査で貧血と診断されていなくても、次に当てはまるものがあれば「鉄不足の兆候」が出ています。

  • 月経量が多い(夜用ナプキンを一日に何度も取り替える)
  • 出産時の出血量が多かった
  • 悪露が多い、長引いている
  • お肉や魚をあまり食べていない
  • 甘いものがやめられない
  • 赤ちゃんの乳児湿疹がひどい

鉄補給を心がけて母乳の質を上げることで、夜泣き対策しましょう!

夜泣きがひどい場合には、一日の授乳のうち1〜数回を母乳に不足しがちな鉄分を含んでいる粉ミルクに変更するのも良いですよ!

 

▽ミルク育児のママ

粉ミルクには母乳に不足しやすい鉄分やDHA・EPAなどの栄養素がバランスよく含まれています。

ですが、赤ちゃんの腸内環境が整っていなければ吸収することができません。

特に帝王切開で生まれた赤ちゃんは、お母さんから腸内細菌をもらうタイミングがなく、腸内環境を整えるサポートが必要なことも多いです。

粉ミルクに「プロバイオティクス」が入っているものや、ミルクに数的混ぜるタイプの赤ちゃん用のプロバイオティクスのサプリメントがありますので試してみてください!

幸せホルモン「セロトニン」は、その8割が腸内で作られています。

赤ちゃんの腸内環境にアプローチすることで、夜泣きが落ち着くことがありますよ。

 

◎実際に試したママの声

Aさん(1歳半のママ)
寝る前に干し芋をあげたら、夜中に起きる回数が減りました!」

Bさん(10カ月のママ)
「私が鉄補給を意識して、食事を整えたり、1日のうち1回を粉ミルクに変えたら、夜泣きがおさまりました!」

「簡単な工夫」で変化を感じるママも多いんですよね。

 

まとめ

「夜泣きがつらい…」というとき、睡眠環境や抱っこ以外に、食事も見直してみませんか?

夜泣き対策におすすめの栄養素

  • トリプトファン(バナナ・赤身肉・納豆)
  • ビタミンB群(サツマイモ・ブロッコリー・カボチャ)
  • マグネシウム(豆腐・ゴマ・アオサ)

栄養バランスを意識して、赤ちゃんもママもぐっすり快眠ライフを目指しましょう!

 

ちょっとした食習慣で、夜泣き対策できる!

「寝かしつけに苦労している…」というママは、ぜひ今日の夕飯やおやつから取り入れてみてくださいね!

 

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森田早紀(もりた・さき、管理栄養士)

岡山市出身。大阪で対プロ野球選手やスポーツチーム、調剤薬局、歯科医院などでの栄養指導経験を経て妊娠、出産。

長男の10カ月にも及ぶ夜泣きから「分子整合栄養医学」と出合い、子どもはもちろん自身や家族の不調を改善。

“ママと子どものかかりつけ管理栄養士”として講座や個別セッションを実施。

次の世代に残したい食文化や食習慣を、管理栄養士ならではの視点で伝えている。

「食べ物で、大切な家族の心と体を豊かに…」-そして一人でも多くのママが自分らしく、楽しく子育てができる事を願って活動中。

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