「離乳食が始まり便秘が気になる」
「好き嫌いが多く野菜を食べてくれない」
「簡単にバランスよく栄養を摂らせたい」
そんなとき、野菜を美味しく簡単にとれるスムージーはとても便利。
健康のため積極的に飲ませている親御さんに出会うことも多いです。
「野菜スムージー=健康そう」と思われがちですが、虫歯リスクの視点から見ると注意が必要な点もあるのでお伝えします。
野菜スムージーは、野菜をメインにフルーツやヨーグルト、ミルク、豆乳などと合わせ、ブレンダーなどで細かく混ぜ合わせて作った飲み物。
絞って作るジュースと違い野菜やフルーツを丸ごと使うので、食事感覚で摂る方も多い飲み物です。
野菜を食べることと、野菜スムージーを飲むことの違いは何でしょうか?
「砂糖を入れてないから大丈夫」と思いがちだけど、バナナ・リンゴ・ニンジンなどにも糖分は含まれる。
酸性の果物(キウイ・オレンジなど)は、歯のエナメル質を溶かす酸蝕症のリスクもある。
とろみ・粘りがあり、噛まないことで唾液が出にくく口内に糖が残りやすい。
何回にも分けて飲むと口の中がずっと酸性状態になり、虫歯リスクが高まる。
飲むタイミングや飲み方に工夫が必要。
今回は野菜スムージーの健康についてお伝えしました。
野菜の栄養はとても大切ですが、「飲み方」「頻度」「アフターケア」を意識しないと虫歯リスクが高まるのは事実。
メリット・デメリットを理解して、注意しながら日々の食事を楽しんでください。
好き嫌いや飲み方の工夫については、かかりつけ医や専門家に相談してください。
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横道由記子(よこみち・ゆきこ)
子どものころ、虫歯だけでなく歯並びに悩み矯正治療を受けた経験から「予防歯科」という言葉に引かれ、地元岡山大歯学部で学び平成25年和気歯科医院院長となる。
虫歯予防だけでなく、噛み合わせにおいても原因を見つけて治療と合わせて予防していく考え方を学び、我が子の子育てで悩み学んだことを生かして小児歯科・小児矯正歯科を担当。
地域の幼・保育園、公民館などでの子育て支援事業や、企業主催の教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。
授乳、抱っこ、離乳食、むし歯予防、歯並びのことなど歯医者さんに聞いてみたいことを公式LINEから無料で相談できます。
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