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家族で星と触れ合う日

星や宇宙は大人も子どもも男女問わず興味を持つものの1つ。
家族で星と触れ合いながら、子どもの知識にもきちんとつなげたい‼
美しい星空が有名な井原市美星町を独自目線で盛り上げるまちづくり組織「ir.bisei」の川上直哉代表に、星空の楽しみ方のヒントや、企画・開催されているイベントなどについてうかがいました。

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★美星町は「日本三選星名所」に選ばれています。ここから見る星はなぜ美しいのですか?
岡山は「晴れの国」の名の通り晴天率が高く、さらには山や大きな川が少ないことから気流が乱れにくく、天体観測に適していると言われています。美星町は周囲が暗いので星がよりきれいに見えます。

★流れ星が見られると聞きましたが、本当ですか?!
多分、本当です(笑)。星が見えているとき、真剣に空を見上げてみてください。30分間に1つか2つ、星が流れているはず。

★観測に適した時期はいつですか?また、見えやすい場所はありますか?
気流の乱れが少ない夏だそうです。個人的にはチカチカした星が見える冬もおすすめ。できるだけ暗い場所の方が見えやすいのですが、具体的に「どこ?」と聞かれても、それは秘密です(笑)。

★情報発信・まちづくり組織として、家族で楽しめるイベントをいろいろと開催されていますね。
これまでに「天の川まつり」といったイベントや家族で楽しんでいただけるワークショップなどを企画・開催してきました。10月21日(土)に行う「空(そら)宙(そら)ガールズミーティング」は今年で3回目で、タレント・篠原ともえさんによるトークショーや3人組バンド・シカゴプードルさん、地元のアーティストさんなどのステージをはじめ、ir.biseiと世界的な建築家・落合守征氏(東京)、備中県民局の共同プロジェクトとして手掛けた可動式の茶室群『TEA HOUSE』のお披露目もありますよ。


 

★可動式の茶室群とはいったい何なのですか???
日本の伝統文化と星空をテーマにした美星の魅力を融合させた新しい取り組みとして、星を眺められる茶室を制作しました。今後は美星町内の観光スポットに点在させ、観光のネットワークを構築し整備していく予定です。「目と星をつなげる装置」が「望遠鏡」ならば、「人と宇宙をつなげる装置」→「リラックス空間」→「お茶」→「伝統+デザイン性」→「茶室」→「最小空間」→「シェア」→「茶室群」という発想から生まれたもので、 “わび・さび”が表現される空間を世界に発信していきたいと考えています。イベント会場内には自由に出入りできる茶室のほか、芝生広場の茶室では抹茶体験(午後4時~、参加費300円程度)が可能。大人2、3人が入れるスペースなので家族で楽しんでいただけると思いますし、実際に入ってみましたがとても楽しいです(笑)。

★空宙ガールズミーティングでは、ほかにも楽しめる企画があるそうですね。
宙の学校(神奈川)の協力のもと、移動式プラネタリウムも登場。中世夢が原の入口にある「神楽殿」を会場に、光学式プラネタリウム投影機「メガスタークラス」で100万個の星を映し出します。また、美星天文台では口径101㎝の光学式反射天体望遠鏡や、特殊なメガネをかけて鑑賞することで迫力のある大宇宙を体感できる4D2U(国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトの略称)システムの見学もできますよ。



*空宙ガールズミーティングの入場料について
日中は「ONE+NATION music circus」開催のため、当日券は高校生以上6,000円、中学生3,500円(いずれも前売り券は500円引き)。
午後6時以降は当日券1,000円のみ。※小学生以下無料

☆編集後記☆
小学4年生の娘は理科で星や惑星、宇宙について学習してから星に非常に興味を持っており、私自身も興味深く取材させていただきました。さまざまなイベントがある中、空宙ガールズミーティングはテーマがはっきりしていて、大人も子どもも楽しめる内容で嬉しい限り。美星町への愛情にあふれる「ir.bisei」の皆さんだからこそ、実現できるのでしょう。茶室群は美星町の美しい自然を切り取って感じることができそうなので、ゆったり空間を満喫したいなと思っています。(I)
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