私たち子育て世代は毎日が慌ただしく、自分の事にかまっている時間はそれほどありません。
音楽をゆっくり聴き、音楽に浸る余裕も無く、気づけば子供向け番組やアニメ、ゲーム音楽ばかり聴いてる…。そんな方も多いのではないでしょうか？

私たちのまわりには普段耳にしない良質な音楽がまだまだあります。
それは、肌触りのいい洋服のような音楽だったり、好きな人と始めて食事をするようなドキドキ感に似た音楽や胸を締め付ける甘く切ない音楽、明日も頑張ろうと前向きになれる音楽……

もしも、育児の不安などから立ち止まってしまった時でも、そっと背中を押してくれるような自分に合った音楽が見つかれば、暮らしや育児の原動力になると思います。

あなたに寄り添う音楽を！子育て世代の方にこそ聴いて欲しいと思う、厳選したマイノリティミュージックをママ目線でご紹介します。

音楽大好き！
LaLa編集部ママ記者Hiyoの
〜Life with music〜

vo.2　レキシ

キャッチーなサウンドとソングライティングで人気を誇る池田貴史によるソロユニット「レキシ」日本史にさほど詳しく無い私でも楽しめる歴史ソングは一度聴けばクセになる中毒ソングばかり、今回ご紹介する「KATOKU」もそんな中毒性を孕んだ耳に楽しい一曲です。

自動車のCMでもお馴染みのこの楽曲、聴いた事はあるけど歌っている人は誰？そもそもバンドなの？グループなの？と気になっている方も多いのでは？

「レキシ」は様々なミュージシャンを曲ごとにゲストに招くスタイルで展開。例えば代表曲の"shikibu"では「チャットモンチー」、"キラキラ武士"では「椎名林檎」"年貢forYOU"では「秦基博」をゲストに招きバラエティーに富んだ楽曲を発表しています。

最新曲「KATOKU」のMVは80年代の洋楽ロックグループのMVをオマージュしており、現代のTV画面に3:4のブラウン管サイズで映し出される懐かしさを誘うコミカルな映像に目が離せなくなります。

「世襲制」から始まる家族をテーマにしたこの楽曲は子供でも覚えやすく、まさに家族みんなで楽しく聴いたり歌ったりでき、嫌な事があっても聴けばすぐに元気になれる一曲です。

我が家でも4歳の息子が気に入って口ずさんでいて、その光景は可愛らしいですが、シュールです。

ちなみにこの"KATOKU"には風味堂の渡和久がゲストミュージシャンとして参加。

「レキシ」の楽曲に関わった人には必ず『レキシネーム』が与えられ、ユニークなネーミングに思わず笑ってしまうと言うオマケ付き。気になる参加ミュージシャンがいればレキシネームも是非チェックして欲しい。まずはこの「君に家督を譲りたい♪」という一節が耳から離れなくなる現象を楽しんで頂ければ…と思います。