子どもはもちろん、ママもパパも家族みんな毎日元気に過ごしたいですよね。そのためにはちょっとした生活習慣の見直しや改善が必要になることも。そこで、フリーランス看護師の若林紗也子さんに、すぐに役立つ健康情報を取材。シリーズでお伝えします♪
2022年が幕を開けました。依然として新型コロナウイルス感染症には警戒が必要ですが、今年も笑顔あふれる1年にしたいですよね。そこで今回は「笑顔がもたらす健康効果」について聞きました。
「笑う門には福来る」ということわざがあります。これは「いつも笑い声が満ち、和気あいあいとした家には、自然と幸福が巡ってくるものである」という意味を持ちます。このことわざでは「門=家、家族」としていますが、「門=自分自身」に置き換えると、「いつも笑っている人には自然と幸福が巡ってくる」となります。笑うことは“ただ楽しい”だけでなく、身体にもたくさんうれしい効果があります。
①脳の働きが活性化
笑うと新しいことを学習する時に働く脳の「海馬」という器官が活性化され、記憶力がアップします。また、脳波の中でもα波が増えて脳がリラックスします。
②血行促進
おなかから大きく笑うと深呼吸や腹式呼吸と同じような状態になり、体内に酸素がたくさん取り込まれることによって血流がアップ!新陳代謝も活発になります。
③自律神経のバランスが整う
笑うと体を緊張させる交感神経とリラックスさせる副交感神経のスイッチが頻繁に切り替わり、自律神経のバランスが整います。
④幸福感と鎮痛作用
笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。この物質は幸福感をもたらす他、鎮痛作用で痛みを軽減するといわれています。エンドルフィンは「ムフフ」程度の小さな笑いでも分泌されるので、「わっはっはー」と大笑いしなくても大丈夫!週末の楽しい予定を考えたり、面白い出来事を思い出したりするなど、楽しいことをこまめに想像してみましょう。
⑤筋力アップ
笑っていると心拍数や血圧が上がり、呼吸が活発になってエネルギーの消費量が多くなります。さらに大笑いするとおなかや頬が痛くなるように腹筋や顔の表情筋などをよく動かすので、1日100回笑えばエアロバイクを15分間こいだのと同じくらいの運動効果があるともいわれています。
皆さん、お正月の疲れは出ていませんか?
「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」の調査によると、年末年始・お盆休み・ゴールデンウイーク・シルバーウイークなど1年の連休の中で最も体調変化を感じる時期の回答として「年末年始」が54.2%を占めていました。
この時期の身体は何よりも十分な睡眠と規則正しい食生活を求めています。正月明けに心身の不調を感じた際はできるだけ体を疲れさせないように心掛けてください。
しっかり笑って健やかに1年を過ごしていきたいですね!
若林紗也子さん
1991年岡山生まれ。看護師として急性期病棟、小児科を経てフリーランス看護師に転身。現在は病院、訪問看護、保育園などで勤務。小児科勤務時代に子育てに不安や孤独を感じるママが多いことに気付き、子ども、ママも含めた家族支援の必要性を感じ胎内記憶教育や子育て数秘を学び、ママや家族のカウンセリングも実施。また、‟そよ風のように そっと包み込む 優しさを”をモットーにSNSなどで思いを発信しています。
ブログ:https://ameblo.jp/mah358alo/
Instagram:https://www.instagram.com/say385ako/
【参考サイト】
・マイナビニュース「年末年始休み明けのだるさや疲れ、7割が経験する"正月病"の対策は?」
https://news.mynavi.jp/article/20161216-a379/
・生活総合情報サイト・All About「『笑う門には福来る』のことわざの意味や使い方、類語・四字熟語(三浦康子著)」