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理学療法士ママの「からだもこころも心地良い子育てのために」③/【日常生活のススメ・座り方編】

こんにちは!岡山県内の子育てひろばの現場で「ママの身体」「抱っことおんぶ」「こどものからだ」をサポートしているままからだっこのはまだです。このコラムでは、運動や身体の使い方を専門とする理学療法士&3人の母の視点から、赤ちゃんとの暮らしをたのしくラクにするためのヒントを発信していきます。

今回は、心地良い日々のため妊娠中~産後に気を付けたい日常生活の動作のうち、特に「座り方」についてです!一般の方もご参考にしてくださいね。

妊娠中はお腹が大きくなるため、気が付いたら下の写真やイラストのように椅子に浅く腰掛け、後ろにもたれる姿勢で座りがちではないですか?妊娠中でない方も同様、最近は子どもたちにも多く見られ、姿勢の悪さが問題になっていますね(-_-;)

 

実はこの姿勢、一見リラックスできてラクなように見えますが、骨盤が後ろに傾いている(骨盤後傾→詳しくはコラム①参照)ため、骨盤や背骨に大きな負担がかかるんです。妊娠中だと赤ちゃんが窮屈だったり、ママの腰痛や姿勢・身体の歪みの原因にもなりますので、あまりオススメできません。柔らかいソファも大きく沈み込むため要注意です。

そこで!オススメの座り方はこちら↓

 

  • 椅子に浅く腰掛けて後ろに寄りかかるのではなく、しっかり椅子の奥(後ろ)まで座ります!
  • 椅子に座っているときも、坐骨(お尻の下に触れることができる骨のゴリゴリ)で身体を支えるように意識して座ります。
  • お腹が大きくなりツライときは、お尻の下や背中(腰が反りすぎないよう位置に気を付けて)にクッションをかませるといいですね

 

ほかに気を付けたいことは、割り座(ぺちゃんこ座り)や左右に偏った横座り、椅子で足を組む動作なども背骨や骨盤、股関節などの歪みに影響しますのでご注意を。

 

おすすめポイントは、

〇あぐらや正座のときは、お尻の下にクッションを挟むと腰や膝への負担が減ります

〇正座で膝を左右に開く

〇足を組むのは避ける、組むとしても短時間や左右に偏りすぎない

の3つ!

 

日常生活のちょっとしたことが、腰痛など身体の不調の原因の一つになるんです!できそうなことから負担なく、日常に取り入れていただけると嬉しいです☆

 

人の身体は個人差もありますので、痛みのある方や気になる方は専門家にアドバイスを。お読みいただきありがとうございます。次回も日常生活で気を付けたいことをお伝えする予定です。

 

濱田由紀(はまだ・ゆき、理学療法士)

鳥取県出身、岡山市在住。一般病院への勤務を経て、現在は気軽にママと赤ちゃんがからだのことを相談できる身近な理学療法士を目指し、岡山県内各地域の子育て支援センターや母子サロンなどで出張講座、自宅訪問などを行っている。ままからだっこ主宰。骨盤底筋pfilAtesインストラクター、北極しろくま堂アンバサダー、子育て支援員。

 

Instagram→instagram.com.hamayuki.mamakaradacco

 

HP→https://mamakaradacco-hamada.amebaownd.com

ママと赤ちゃんのサポーター療法士 ままからだっこ

 

 

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理学療法士ママの「からだもこころも心地良い子育てのために」②/【心地よい姿勢って?やってみよう編】

理学療法士ママの「からだもこころも心地良い子育てのために」①/【心地よい姿勢って?チェック編~前半】

 

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