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理学療法士ママの「からだもこころも心地良い子育てのために」⑤/【日常生活のススメ・骨盤ベルトのつけ方編】

 

こんにちは!岡山県の子育て支援の現場で「ママの身体」「抱っことおんぶ」「こどものからだ」のアドバイスをしている「ままからだっこ」のはまだです。本コラムでは、運動や身体の使い方を専門とする理学療法士の視点から、赤ちゃんとの暮らしを楽しくラクにするためのヒントを発信していきます。

今回は、お使いになったことがある方も多いかな?「骨盤ベルトのつけ方」についてお伝えします。

◆骨盤ベルトってつけなくちゃいけないの?

ママさんは産後、プレママさんはお腹が大きくなるにつれ、腰痛や恥骨痛のほか、「骨盤周りが不安定な気がする」などの症状で骨盤ベルトを使用されることがあるかと思います。

「買った方がいいですか?」「どんなものがいいですか?」とご質問いただくことがありますが…。以下、はまだの私見です☆

 

◎「絶対必要!」ではありませんが、痛みや不安定感などが和らぐようなら使ってみるのもいいかも。

◎骨盤の歪みやダイエット効果は、骨盤ベルトの装着のみではなく、むしろ姿勢の見直しやエクササイズが重要。

◎誤った使い方は症状を強くすることもあるので要注意です!

◎長期間使い続けると骨盤周りの筋力低下につながるので、こちらも注意しましょう。

(本来ならば、ご自身の腹筋や背筋がベルトと同じ役割を果たします!)

◎伸縮性がある通気性が良いもの(特にこれからの暑い時期は)を選ぶと、ストレス少なく使用できると思います。

 

どのようにつけたらいいの?

「位置はこれで合っていますか?」「家でつけるとイマイチで…」との声もよくお聞きします。「下につけるといいよ」と聞いたけど、歩いているとズレたり、座るとベルトがじゃましたり…。逆にパンツのベルトのようにウエスト辺りにつけている方がいらしたり…。骨盤ベルトはコルセットとは役割が異なるので、正しい位置で装着しましょう。

 

◎ウエストではなく、太ももの骨の出っ張り(大転子)を包むように装着します。

(ウエストから身体の外側を触っていく、もしくは膝から太ももの外側を触っていくと、足の付け根辺りに骨の出っ張りを触ることができます)

◎前から見ると恥骨を全部隠さない高さになります。

◎椅子に腰かけた時にベルトが引っかかり座りにくいのは、ベルトが低すぎるかもしれません。

◎強く締めすぎないよう気を付けましょう

※骨盤ベルト同様、産褥ニッパーなども締めすぎには要注意です。強く締めすぎると(締めたい気持ちはよーく分かります!!!が)尿もれの原因になることもあるので気を付けましょう

 

日常のちょっとしたことですが、この「ちょっと」が快適な生活への第一歩です!お腹の中の赤ちゃんと自分の身体の声に耳を澄ませながら、心地良い生活が送れますように。

人の身体は個人差もありますので、痛みのある方や気になる方は専門家にアドバイスを。

 

お読みいただきありがとうございました。健やかなプレママ&ママライフをお楽しみくださいね!

 

 

濱田由紀(はまだ・ゆき、理学療法士)

鳥取県出身、岡山市在住。一般病院への勤務を経て、現在はママと赤ちゃんがからだのことを気軽に相談できる身近な理学療法士を目指し、岡山県内各地域の子育て支援センターや母子サロンなどで出張講座、自宅訪問などを行っている。ままからだっこ主宰。骨盤底筋pfilAtesインストラクター、北極しろくま堂アンバサダー、子育て支援員。

 

Instagram→instagram.com.hamayuki.mamakaradacco

 

HP→https://mamakaradacco-hamada.amebaownd.com

ママと赤ちゃんのサポーター療法士 ままからだっこ

 

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