こんにちは。
リラクゼーションセラピストのchiakiです。前回は「ベビーマッサージとは何か」をお伝えしました。
今回は具体的な「ベビーマッサージのやり方」をお伝えしたいと思います。
①お部屋の環境
赤ちゃんは体温調整が苦手なので、裸で過ごしても問題ない室温に保ってあげてください。
落ち着いた音楽をかけるなど、リラックスできる空間で行うのがおすすめです。
②赤ちゃんに負担をかけない
肌に負担をかけないよう、ママやパパは必ず手を洗い清潔な状態で、指輪をしている方は外してください。
クリームやオイルは冷たいと赤ちゃんがビックリしてしまうので、手に取って体温で温めてから赤ちゃんの肌に付けてください。量が少ないと摩擦で肌に負担がかかるのでご注意を。
またベビーマッサージ中、機嫌が悪くなったり肌トラブルを発見したりしたときはすぐに中止してください。
小さいお子さまはじっとできないのでマッサージがやりづらい時がありますが、無理に体を動かさないでください。
特に赤ちゃんの足はM字に開いているのが自然な形です。無理に足を伸ばしたり引っ張ったりしてしまうと股関節が外れてしまうことがあるので気をつけてください。
③水分補給
ベビーマッサージ後は必ず水分補給をしてゆっくりと体を休ませてあげるようにしてください。
【足のマッサージ】
①赤ちゃんを仰向けに寝かせてください。
オイルを手のひらで温め、左足全体にゆっくり撫でながら伸ばします。
次に右手で左足を支え、左手のひら全体で足首から付け根まで内側を優しくゆっくりとクルクル円を描きながら撫でていき、同じように足首へ戻ります。
今度は左手で左足を支え、右手のひら全体で内側と同じように外側を足首→付け根→足首へ戻ります。
右足も左足と同じように。
②左足首→付け根→足首と両手のひらで下からすくい上げるように撫でます。
右足も左足と同じように。
③左足かかとを右手で下から支え、左手のひらで甲を足首から指先へ10回撫でます。
④そのまま親指と人差し指で親指を軽く挟み、付け根から指先に向かって5回撫でます。小指まで同じようにします。
右足も③④を同じように。
⑤親指で左足裏の土踏まずから各指先へ向かって撫でます。
右足も左足と同じように。
⑥両足一緒に膝を曲げて伸ばしてをゆっくり3回ストレッチ。
これで足のマッサージは終わりです。
【肩からお腹のマッサージ】
①オイルを手のひらで温め、肩からお腹に力を入れずゆっくりと撫でながら伸ばし、肩からお腹の方へ両手で力を入れずに優しく5回撫でます。
②両手の親指全体を使って鎖骨下からお腹まで内から外へ向かって力を入れずに優しく撫で、鎖骨に戻ります。
③両手のひら全体を使って胴体の側面をマッサージします。
右も同じように。
④赤ちゃんの胸に両手を置き、手のひら全体でクルクル外回りに円を描きながら撫でます。ゆっくりと力を入れず優しく胸を開かせるイメージ。
これで肩からお腹のマッサージは終わりです。
【腕のマッサージ】
①オイルを手のひらで温め、両方の手のひらで両肩から腕外側をゆっくりと撫でながらオイルを伸ばします。
次に足のマッサージと似た要領で右手で左腕を支え、左手のひら全体で手首から付け根まで内側を優しくゆっくりとクルクル円を描きながら撫でていき、同じように手首へ戻ります。
今度は左手で左腕を支え、右手のひら全体で内側と同じように外側を手首→付け根→手首へ戻ります。
右も同じように。
②手のひらで左手首から腕の付け根まで、下からすくい上げるように両手を交互に撫で、手首に戻ります。
右も同じように。
③親指で手のひらを手首→各指先へ向かって撫でます。
右も同じように。
④右手で左手を下から支え、左手のひらで甲を手首から指先に10回撫でます。
⑤親指と人差し指で赤ちゃんの親指を軽く挟み、付け根から指先に向かって5回撫でます。小指まで同じようにします。
右も同じように。
これで腕のマッサージは終わりです。
【背中とお尻のマッサージ】
①赤ちゃんをうつ伏せにします。
オイルを手のひらで温め、両手のひらで背中からお尻にかけてゆっくりと撫でながらオイルを伸ばします。
呼吸がしにくくないか様子を見ながら行ってください。うつ伏せが苦手だったり嫌がるときは、横向きで右→左の順にマッサージしてあげてください。
②手のひらで背中全体をゆっくりとクルクル円を描きながら撫でます。
③同じようにお尻全体をゆっくりとクルクル円を描きながら撫でます。
これで背中とお尻のマッサージは終わりです。
赤ちゃんをもう一度仰向けに寝かせ、肩から足首まで体の側面を3回撫で下ろし、これでベビーマッサージ終了です。
赤ちゃんが飽きてしまったときは、途中で止めて大丈夫。その日の様子で「今の時間は足だけ」「時間を空けて次は腕」など体のパーツごとに分けても良いですし、「今日は足だけで明日は腕」など日を分けてもかまいません。
赤ちゃんのペースで行うのがベストです。
また、「オイルを使うのは準備が大変」「片付けが面倒だな」と躊躇してしまう方も大丈夫!
ベビーマッサージはオイルなどを使わなくてもできます。
ただ何度も言いますが、赤ちゃんの肌はデリケートなため、擦ってしまうと肌に負担がかかります。オイルなどを使わないときは優しく揉むようにしてあげてください。
ベビーマッサージで親子の絆を深め、子育てライフを楽しみましょう!
chiaki(ちあき)リラクゼーションセラピスト
岡山県出身。勤務していたアパレル会社で転勤のため大阪へ。周りの影響からリラクゼーションカレッジでバリニーズ、アロマセラピー、腸セラピーなどの資格を取得。
退職して大阪のタイ古式マッサージ店へ勤務し、本場タイでチェンマイ式タイマッサージのインストラクター資格を取得。帰岡後にタイ古式&お腹ケアをメインとした自宅サロンをオープンし、その後もタイでユーファイ(産後ケア)、妊婦&ベビーマッサージ、チネイザン(内臓マッサージ)の資格を次々取得。
結婚を機に出張サロンへ転向。現在は以前から興味のあったマヤ暦やオラクルカードリーディング、四柱推命を学び、セラピスト&鑑定士として活躍中。
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