【あなたも今日からスッキリ？！】賢いママのおうちと心の”整”活術♪③/あなたが抱える悩みや問題の「正体」は？

子育て専門カウンセラー＆整理収納アドバイザーのLaLa編集部ヘイワース幸子が、子育てママのお悩みや「心」に関する〝心の片付け”のヒントとなるお話をご紹介する本連載。

前回の「前提を探すワーク」をやってみられた方、どんな自分が出てきましたか？どんな過去のエピソードが出てきたでしょうか。

例のような記憶が出てきたでしょうか？

・子どもが辛い思いをしているのを見ると、自分も同じ思いをして悲しかった気持ちを思い出す
・自分も宿題しなさいと親に言われてきたけど、本当はやりたくなかった
・本当はやりたくなかったのに、わかってもらえなくて悲しかった
・親の期待通りにできなかった
・ダメだと思われたくなくて頑張ってきた

この前提があるからこそ、我が子の同じ部分が許せなかったり、心配で口うるさく言ってしまったりするんですね。
でも、それもこれも「子どもの将来」をしっかりと考えているから。
子どもに同じ思いをして、傷ついてほしくなくて、口うるさくなってしまうんですよね。

それ、立派な愛情です＾＾あなたは愛情たっぷりのママなんです。
その自分もいるんだということも知っておいてくださいね。

導いた前提を「ひっくり返す」

さて今回は、この前提を「ひっくり返す」ということをやっていきたいと思います。

①まずは前回のワークで出てきたご自身の前提を思い返してみてください。そして思い出すエピソードや場面を思い浮かべてください。

・あなたは何歳くらいですか？
・どこにいますか？
・どんな表情をしていますか？

②あなたはそのとき「誰に何と言われた」のでしょうか？「どんなことをされた」のでしょうか？そして「どんな感情が出てきた」でしょうか？「そのことを通じてどんなことを決めた」のでしょうか。

「やりたくないと言ったけど、わかってもらえなかった」
「あのときあんな風に叱られたから、もう言わないと決めた」
「本当は泣きたかったけど、泣くと怒られるから泣けなかった」
「甘えたかったけど、拒否されたら辛いので言えなかった」

などなど…出てきたでしょうか？

③そのとき、本当はどう言ってほしかったのでしょうか？どうしてほしかったのでしょうか？

・本当は優しくしてほしかった
・話を聞いてほしかった
・兄弟姉妹ばかりじゃなく私も構ってほしかった
・私を見てほしかった。。
・もっと遊んでほしかった
・お父さんとお母さんの期待通りの子になりたかった

それこそが、現在のあなたが抱える悩みや問題の「正体」です。「本音」ですね。

この本音を、ずっと感じないようにしてきたんです。だって、もう言っても無駄だと思ったから。願っても叶わないと思ったから。
そしてそれが、前提になってきたんですね。

「わかってもらえない私」
「私のことなんてどうでもいいんだろう」
「私のままでいると受け止めてもらえない」

というふうに。

そのときからずっとあなたは、現在まで折に触れそのときの感情を感じていたはず。「またかー」って思うことなかったですか？同じ問題に何度も行き当たることに嫌気が差すことがありませんでしたか？

「言えなかった本音」を聞いてあげる

それは、その「本音を言えなかった私＝インナーチャイルド」としてずっとあなたの中に残っていたから。
目に見える「問題」や「悩み」は、このインナーチャイルドが起こしているもの。気づいてほしくて、わかってほしくて何度も何度も出てくるんですね。

「問題」「悩み」は、インナーチャイルドが言えなかったことを今のあなたが言ってあげることで癒やされ、前提が変わり、見える世界が変わってきます。

ではやってみましょう。
「そのときの私」を手のひらに乗せてみてください。
そして、その子に話しかけてみてください。

「今どんな気持ち？」
「何か言いたいことはある？」

そこで、子どもの自分が言いたいことを、しっかり聞いてあげてください。

「〇〇が嫌だった！こんなことしたくなかった！」
「〇〇してほしかった！〇〇って言ってほしかった！」
「本当は遊んでほしかったのに」
「話を聞いてほしかった！」
「私を見てほしかった！」
「お父さん、お母さん、ごめんなさい」
「期待に沿えなくてごめんなさい」

涙が出てくるかもしれません。怒りがわいてくるかもしれません。
でも、しっかり感情を感じてあげてください。

落ち着いてきたら次のステップ。手のひらの子の表情が変わりましたか？
すっきりした顔？笑顔？嬉しそう？何も言ってくれない？まだ怒ってる？
（怒っていたり、拗ねてる自分が出てくる場合はじっくり聞いてあげてください。時間はかかるかもしれませんが、全部吐き出させてあげてくださいね）

その子を手のひらに乗せたまま自分の胸に近づけていき、胸の中に迎えてあげてください。
じんわり温かくなるまで。

そして、言ってあげてください。

「よく頑張ってきたね」
「寂しいって言わせてあげられなくてごめんね」
「いっぱい我慢させてごめんね」
「一人にしてごめんね」
「頑張ってくれてありがとう」
「帰っておいで」

その子と一つになった感覚になれば、統合完了です＾＾

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

やってみてどんな感じがしましたか？
ワークをやる前とやった後の「問題」「悩み」を見たとき、変化はありましたか？
変化があったようなら、「過去の自分が癒されている」ということです。

「問題」や「悩み」は、自分の本当の気持ちに気づくために起こっていること。
「終わっていない前提」に気づくためのもの。
そう考えると、「問題に見えるもの」は本当は問題ではないのかもしれないですね＾＾
自分が自分に課したルールや思い込みを手放すことで、もっと生きやすくなりますよ♪
是非やってみてくださいね。

やってみた感想など教えてもらえたら嬉しいです～(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡
やってみて難しかったところ、解釈が難しいところなども是非教えてくださいね。

そして何より「一人じゃできない！」って言われる方は、公式ラインにメッセージください＾＾一緒にやりましょう！

次回は、前回ご紹介した人の行動に影響する意識の階層「ニューロ・ロジカル・レベル」の一番下・環境のお話。整理収納のお話をします☆お楽しみに！

ヘイワース幸子（整理収納アドバイザー、心理カウンセラー）
岡山県倉敷市在住。幼少期からの生きづらさや自己否定、出産・育児による悩みなどから立ち直れた自身の経験から、同様に苦しむ子育て世帯の助けとなるべく心理カウンセラーとして活動中。また一方で2018年整理収納アドバイザー資格を取得し、個人宅の整理収納をはじめ各セミナーなどを通した整理収納レクチャーなども行う。米国籍の夫との間に2児を持つ母。