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【お役立ち健康コラム⑲】 『子どもの冬服どう選ぶ?子どもの体温と服装選びのポイント』

子どもはもちろん、ママもパパも家族みんな毎日元気に過ごしたいですよね。そのためにはちょっとした生活習慣の見直しや改善が必要になることも。そこで、フリーランス看護師の若林紗也子さんに、すぐに役立つ健康情報を取材。シリーズでお伝えします♪

 

 

年末年始のスケジュールを考える時期。手洗いやうがいを徹底しながら風邪や感染症に気を付け、元気に年越しできるよう努めていきたいところです。日中の冷え込みが増し、暖かい服装で出かけるものの、厚着によって子どもが暑そうにしていたり、汗をかいたりしていることはありませんか?そこで今回は、冬の子どもの体温と服装選びについてのお話です。「着せ過ぎかな?」「寒いかな?」とついつい悩んでしまうポイントを解説します。

*大人よりも高い子どもの体温

成長真っ盛りの子どもの体は細胞分裂などによって新陳代謝がとても活発です。特に乳児は皮膚や皮下脂肪が薄いため、体の内部の熱が体の表面に伝わりやすくなっています。体重当たりの食事摂取量が成人より多く、成長に伴って運動量が増えるので体がつくる熱の量も多くなり、そのために大人よりも体温が高いと考えられています。


*1日の中で体温が変動

特に乳幼児は体温の調節が未熟なため、1日の中でも最大1℃くらいの変化が見られます。一般的に朝が低く、昼ごろから夕方にかけてが最も高くなります。この「日内変動」をみるためには、1日4回程度の体温測定が必要です。

 

■体温測定時の注意点

食事後、運動後、入浴後や激しく泣いた後などは体温が0.5℃くらい上昇することがあります。空腹時や安静状態で測定しましょう。

 

*服選びのポイント

基本的に大人が着ているものを参考にして洋服を選び、大人より1枚少なくします。厚手の服を1枚着るより、薄手の服を2枚重ねる方が空気の層ができて保温性があります。ただし、子どもの行動を制限してしまうような重い服は控えた方が良いでしょう。子どもが活発に動き回れることも大切です。

 

裏起毛の服やズボンは動きにくく、汗も吸収しにくいので避けましょう。着せ過ぎると冬でもあせもができたり、脱水になったりする危険性があります。薄い服を重ねて温度調整してあげられると良いですね。


*厚着かな?の判断基準

目安としては、背中に手を差し入れて汗をかいているようなら厚着です。その場合は、ジャンパーなどの上着を脱がせてあげましょう。冬は外気温と室内の温度差が大きくなります。ショッピングモールなどの店内に入ると大人は上着を脱いで調整しますが、ベビーカーの赤ちゃんがそのままの状態になっていることはありませんか?室内で厚着のまま過ごすと汗をかき、その後外気で冷やされてしまうこともあるため、気を配ってみてくださいね。

 

*家での過ごし方

冬は寒いからといって暖房の温度設定が高く、効きすぎていると、子どもが自分で体温を調節して外気温に適応する力を育むことができにくくなります。冬の場合、室温は18~23℃くらいが適温です。適度な湿度(40%から60%)も保てるようにしましょう。乾燥するとウイルスに感染しやすく、鼻やのどの粘膜を傷めてしまうこともあります。

 

早いもので今年も残りわずかとなりました。今年はどんな1年になりましたか。12月になると公私ともに慌ただしく過ごしがちですが、体調管理に気を付けて楽しいクリスマス&年末年始をお迎えください。

 

 

若林紗也子さん

1991年岡山生まれ。看護師として急性期病棟、小児科を経てフリーランス看護師に転身。現在は病院、訪問看護、保育園などで勤務。小児科勤務時代に子育てに不安や孤独を感じるママが多いことに気付き、子ども、ママも含めた家族支援の必要性を感じ胎内記憶教育や子育て数秘を学び、ママや家族のカウンセリングも実施。また、‟そよ風のように そっと包み込む 優しさを”をモットーにSNSなどで思いを発信しています。

ブログ:https://ameblo.jp/mah358alo/

 

【参考サイト】

・徳田こどもクリニック「こどもの病気について/子供の体温」 

http://www.tokuda-kodomo-clinic.jp/sick/cat7_1/20081125190057.php

・ゆらりん はぁと保育園「11月の保健だより(2020年)」 https://hoiku.lifesupport.co.jp/yurarin-heart/information/info-16/

 

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