はじめまして。姿勢調整師の藤田央子です。
今回から12回にわたり、姿勢のお話をしていきたいと思います。
初回と2回目のテーマは「良い(悪い)姿勢」。
このテーマを選んだのは、まずお父さんお母さんに正しい知識を持ってお子さんの姿勢を見ていただきたいと思ったからです。
それでは早速、本題に入っていきましょう♪
良い姿勢の話をするにあたって、とても重要なワードがあります。
それは「生理弯曲(またはS字カーブ)」というもの。
生理弯曲とは、人の体を横から見たときの骨の並び方のことなのですが、背骨は横から見たときまっすぐに並んではいません。
首は前方、背中は後ろ、そして腰は前に向かってカーブをしています。
これらのカーブの径はそれぞれ大きさもほぼ決まっています。
成人であれば首17cm、背中32〜33cm、腰19〜24cmの円形になっています。
ではなぜ生理弯曲が必要だと思いますか?
実は整理弯曲があることによって、歩いたり走ったりするときの衝撃を吸収し逃すことができるんです。
このカーブは、きつ過ぎたら筋肉の負担が増え、なさ過ぎたら衝撃をうまく逃がすことができず身体の負担が増えて良くないんです。
良い姿勢というのは、この生理弯曲がちゃんとあること、そしてもう一つポイントがあります。
それは前から見たときの姿勢。
前から見たとき、耳・肩・骨盤の高さが水平になっていることが重要です。
私は仕事柄たくさんの方々の姿勢を見てきましたが、両耳の高さが水平ではないことに気付いていない方が本当に多いんです。
でもよくよく話を聞くと、証明写真を撮るときに頭の角度を直されていたという経験がある方が多いんです。
耳の高さが違うということは、実は頭が傾いているということ。
肩や骨盤も同じで、水平でないとどちらかに傾いているということなんです。
この傾きは自分で鏡を見てチェックできますが、鏡を見ると無意識に頭の角度など調整してしまうことがあるので、他の人に見てもらうのが良いですね。
もし気になるようであれば、私たちのような姿勢の専門家に相談・チェックしてもらうのも良いと思います。
最後に今日のまとめをしましょう!
・良い姿勢とは、横から見たとき正しい生理弯曲がある
・そして前から見たとき耳・肩・骨盤が水平である
と覚えておいてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もぜひ読んでくださいね!
藤田央子(ふじた・ひさこ、KCSセンター岡山/倉敷店所属、姿勢調整師)
岡山県倉敷市出身。過去たびたびの交通事故で満身創痍の状態となり、医師からは「痛みと上手に付き合って」と言われ一度は諦めの心境に。痛みを和らげるためさまざまな療法を受ける中、姿勢療法に出合い生活が一変する。自身の経験から、姿勢で生活が変わることを一人でも多くの人に体験してもらいたいと活動中。大阪観光大姿勢科学ディプロマコース修了、米国ウエスタンステート大IDPコース修了、米国UCLA解剖実習修了、厚生大臣認可JFCP技術審査会臨床安全優秀賞受賞。
6/19(水)11:00〜16:00 青空マルシェ 姿勢調整体験ブースあり!
6/26(水)13:00〜15:30 酵素ジュース作り&姿勢講座と健康スイーツCafe会
いずれも会場は姿勢専科KCSセンター岡山/倉敷店(倉敷市吉岡)
6/29(土)10:00~15:00 イベント「マーメイドの恋」姿勢調整・足型測定体験会@倉敷中央病院付属予防医療プラザ(倉敷市鶴形1丁目11-11)
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