こんにちは!岡山県の子育て支援の現場で「ママの身体」「抱っことおんぶ」「こどものからだ」のアドバイスをしている「ままからだっこ」のはまだです。本コラムでは、運動や身体の使い方を専門とする理学療法士の視点から、赤ちゃんとの暮らしを楽しくラクにするためのヒントを発信していきます。
「お産も育児もパートナーの理解と協力が不可欠!」-ということで今回は「パートナーとできるセルフケア」を3種ご紹介します!プレママも産後ママもOK!パートナーの方と一緒にお読みいただけると嬉しいです。
パートナーにママの代わりはできません。だからこそ!スキンシップを兼ねて一緒にセルフケアできるといいですね。
昔から言う「てあて」は、ゆったりと温かい手で触れてもらう・触れてあげるタッチングにより副交感神経が刺激され、安心感やリラックスにもつながります。温まって血流も改善することで凝り固まった筋肉も緩んできますよ。
何より二人の大切な時間になること間違いなしです!
①背中をさすってあげましょう
首筋や背中全体~肩甲骨の外側~腰の辺りも。「ゆっくり大きくさするだけ」がポイントです。
ママはラクな格好で。
②足をゴロゴロ
仰向けの状態でパートナーの太ももの上に足を乗せ、ゴロゴロとゆっくり転がします。足全体が動くように。
※妊娠後期、仰向けになることで気分が悪くなる方(仰臥位低血圧症候群→コラム⑤参照)もいらっしゃるので注意しながらおこないましょう
③ふくらはぎをやんわり圧迫
指を組んで手のひらをポンプのように柔らかく圧迫しながら少しずつ場所をずらします。リンパの流れを良くするほか、こむらがえりの予防にも。
いずれもママの身体の調子をみながら、プレママや痛み等の症状がある場合は主治医に相談しながら行いましょう。妊娠中はさまざまな筋肉が硬くなっている場合もありますので、強い力で触れると筋肉を傷つけたり症状が強くなる場合もあります(専門家が施術する場合はこの限りでありません)。
おうちでできる、気軽なホームケア・セルフケアとして取り入れていただけるかと思います。
産前産後はパートナーとの信頼関係・協力体制が整っているとママはずいぶん救われます!
妊娠中からパートナーもどんどん関わっていただけると嬉しいです。
参考文献:「ウイメンズヘルス・リハビリテーション」/メジカルビュー社 「ウイメンズヘルス・運動療法」 /医歯薬出版株式会社 AKAGO/子育ての文化研究所
◆ままからだっこ・はまだの2月の予定(敬称略)
「ママの身体」「赤ちゃんの成長発達」「抱っこやおんぶ」を専門に出張講座や訪問、親子教室を行っています。
・2/1 吉備中央町「産前産後ケア事業自宅訪問」
・2/7 おんぶで米粉スイーツつくろう!(おんぶグッズ試着体験)
・2/18 岡山市立津高公民館「岡山市健康講座『はじめるなら今!尿もれ予防講座』」
・2/21 倉敷市子育て広場「支援者向け抱っこおんぶ講座」
・毎週木曜 岡山市くらしのたね「ネウボラ岡山『つながるおしゃべり会スタッフ』」
その他、2月は抱っこ教室や靴選びなどで、津山市HELLOBABY、吉備中央町ゆう、総社市ぴよこっこ、備前プレーパーク、倉敷市ぽっかぽかなどの地域の子育てひろばにおじゃまします★
皆さんにお会いできるのをたのしみにしています!
濱田由紀(はまだ・ゆき、理学療法士)
鳥取県出身、岡山市在住。一般病院への勤務を経て、現在はママと赤ちゃんがからだのことを気軽に相談できる身近な理学療法士を目指し、岡山県内各地域の子育て支援センターや母子サロンなどで出張講座、自宅訪問などを行っている。ままからだっこ主宰。骨盤底筋pfilAtesインストラクター、北極しろくま堂アンバサダー、子育て支援員。
Instagram→instagram.com.hamayuki.mamakaradacco
HP→https://mamakaradacco-hamada.amebaownd.com
ママと赤ちゃんのサポーター療法士 ままからだっこ
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