こんにちは。姿勢診断師の藤田央子です。
4、5回目は「子どもは大人のミニチュアではない」というタイトルで、大人と子どもの身体の違いについて2回にわたってお話ししたいと思います。
では皆さんに質問です!
大人と子どもの身体の構造で大きく違うものがあります。それは何でしょうか?
「何か違うの?」と思われた方、ここからの話をしっかり聞いてくださいね!
答えは「骨の数」です。
では大人と子どもではどちらが多いと思いますか?
実は子どもの方が多いんです。
一般的な本では、子どもが約300個、大人が約200個と言われています。
近年の論文では、胎児のときには約800個ほどあり、歳を重ねると約190個くらいまで減っていくと発表されています。
※骨の数には個人差があるので「約」という言い方にしています。
では次の質問です!
なぜ大人と子どもで骨の数に差があるのでしょうか?
答えは「成長するために多くなっている」からです。
子どもには大きな骨の両端に「骨端軟骨(こったんなんこつ)」という軟骨があり、これにより急な成長にも対応できるのです。
この軟骨も骨として数えられるので、子どもの骨の数が多いのです。
あと、もう一つ大人の骨と違うところがあります。
それは「柔軟性」。
出産直後の赤ちゃんの頭は細長くなっていますよね?
でも何日かすると丸くなりますよね?
赤ちゃんは産道を通るとき、頭を細く変形させて通りやすくし、産後に元の丸い形へ戻ります。
これは「自家矯正力(リモデリング)」というものなのですが、骨が柔らかいからできること。手足の骨も柔軟性があります。
最後の質問です!
大人も子どもも同じ骨なのに、なぜ柔軟性が違うのでしょうか?
それは、大人と比べると子どもの方が骨密度が低いからなんです。
その代わりタンパク質の割合が多く、そのため骨には柔軟性があります。
成長期には骨の発達にカルシウムなどが使われ、一時的に骨密度がより低くなるとされています。
子どもから大人になっていくに従い、骨の成長にはカルシウムをしっかり摂る必要があります。
でもタンパク質や他の栄養もしっかり摂って、バランスの良い食事を心がけることが大切。
お店ではお子さんの不足栄養素を調べるシステムも導入しているので、気になる方はご相談ください。
最後にまとめです。
・大人と子どもの骨の数は違う
・大人と子どもの骨は柔軟性も違う
・バランスの良い食事が大切
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回も読んでいただけると嬉しいです。
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藤田央子(ふじた・ひさこ、KCSセンター岡山/倉敷店所属、姿勢調整師)
岡山県倉敷市出身。過去たびたびの交通事故で満身創痍の状態となり、医師からは「痛みと上手に付き合って」と言われ一度は諦めの心境に。痛みを和らげるためさまざまな療法を受ける中、姿勢療法に出合い生活が一変する。自身の経験から、姿勢で生活が変わることを一人でも多くの人に体験してもらいたいと活動中。大阪観光大姿勢科学ディプロマコース修了、米国ウエスタンステート大IDPコース修了、米国UCLA解剖実習修了、厚生大臣認可JFCP技術審査会臨床安全優秀賞受賞。
10/5(土)@姿勢専科KCSセンター岡山/倉敷店(倉敷市吉岡)
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