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心と体を育むハーバル子育て③赤ちゃんに使えるハーブ

特に自然派というママでなくとも、赤ちゃんに使うものを選ぶときには成分に気を遣いますよね。

ハーブの成分を使ったアイテムは赤ちゃんに優しいだけでなく、お世話するママをも癒やします。

せっかくなら家族みんなで癒されてみませんか?

アロマの精油を炊くのもいいですし、赤ちゃんにはさらに香りの優しいハーブの蒸気浴がおすすめ。

抗菌作用の強いものを使えば、お部屋の浄化やウイルス対策もできちゃいます。

おすすめハーブ活用3選

【夕暮れ泣きの赤ちゃんに優しいハーブティー蒸気浴】

  1. カモミール、リンデン、オレンジの花のハーブを不織布のお茶パックに入れる
  2. 洗面器に①と熱湯を入れる

これだけでお部屋に蒸気が漂い、神経過敏になっている赤ちゃんとママの心を癒やします。

冷めてきたらこのハーブ湯にタオルを浸して絞り、赤ちゃんのお顔や手足を優しく拭いてあげたり沐浴させてあげるのもいいですよ。

これらは提携先のエステ店でもお客さまに飲んでいただいたハーブで、「施術中に寝る率100%でした」とのご報告をいただきました。

夜泣きの赤ちゃんにも安心を与えるハーブですので、あらかじめ作っておいたティー(香りが逃げないよう蓋をして)をレンジで温めて湯気を漂わせてみてください。

お部屋でハーブティーを淹れるだけでも、香りや蒸気に溶け出た成分が空間に広がります。

赤ちゃんの近くで飲むと成分がより届きやすいですし、リラックスしたママの穏やかな表情で赤ちゃんも安心することでしょう。

 

 

【お尻かぶれ予防に 万能カモミール水のお尻ふき】

  1. カモミールを不織布のお茶パックに入れる
  2. 容器に①と熱湯を入れ3〜5分待つ
  3. そのまま冷ましコットンを浸す(衛生上、作ったその日に使い切ってください。夏場の保管は冷蔵庫が安心です)

 

【おっぱいトラブルにカレンデュラオイル】

カレンデュラ=キンセンカはポットマリーゴルドとも呼ばれ、観賞用マリーゴールドとは種類が違います。

皮膚や粘膜の修復を促すメディカルハーブとして古くから使われてきました。

手荒れ、虫刺され、アトピーや日焼け後のケアにと、我が家では常備薬としてストックしてあります。

作り方は簡単。

オイルにカレンデュラを漬けて1日1回振りながら2週間待つだけ。

  1. 蓋付きの瓶にカレンデュラを入れ、ホホバオイルなど植物油を花びらが浸るくらい入れる
  2. 直射日光の当たらない明るい場所に2週間置く(1日1回、上下を逆さにするように振る)
  3. キッチンペーパーなどで花弁を濾し、保存瓶に入れる(6カ月で使い切りましょう。消費期限を書いたシールを貼っておくのがおすすめ)

植物油はホホバオイルのほかマカダミアナッツオイル、スイートアーモンドオイルも赤ちゃんケアに向いています。

授乳が頻繁な時期はおっぱいが切れることもしばしば。

授乳は愛情ホルモンであるオキシトシンが出るので、実はお母さんにとっても癒やしタイムなわけですが、おっぱいが切れて痛いと苦痛な時間になってしまいます。

私が助産師さんに教えてもらった馬油はとてもよかったのですが、たっぷり塗らなければ効かないのに高価なのが難点でした。

チューブの最後まで頑張って絞って使った記憶があります 。

カレンデュラオイルならロールオンの容器に入れて授乳後サッと塗れて便利ですし、意外にサラッとしているのですぐ下着を付けても気になりません。

効能的にも抗菌、保湿、皮膚の修復がまとめてできてコスパがいい。

ついでに手荒れや爪に塗れば、授乳タイムがご自愛の時間にもなりますよ。

後回しになりがちなママのケアも、赤ちゃんのお世話と一緒にできると時間も気持ちも余裕ができます。

ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

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西睦美(にし・むつみ、メディカルハーブセラピスト)

心身の不調を植物の力で緩和。薬で止まらなかった喘息をハーブで改善。リラックスだけじゃない、身体の根本を整える美味しいメディカルハーブティーをブレンドするJAMHA認定ハーバルセラピスト。メディカルハーブを専門に、岡山・倉敷市内でハーブのミニ講座を含めたワークショップを随時実施。教室の開設を目指し勉強・実践中。

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