ハーブはお茶として飲むだけでなく、お料理にも活用できます。
今回はハーブのキレイな色を生かして、目にも美味しい簡単おかずをご紹介。
色味が気になるお弁当にもピッタリですのでぜひ取り入れてみてください。
ハイビスカスの赤、カレンデュラの黄、バタフライピーの青などの色は、「フィトケミカル」といって植物が自ら作り出す化学成分から出ています。
ポリフェノールとかフラボノイドとかよく耳にするこの色素の成分は、ただ色がキレイなだけでなく、体の中で生活習慣予防やアンチエイジングのために働いてくれます。
お野菜を選ぶのでも、
と植物の成分から今欲しい栄養を選ぶと、美容や健康の助けになりますよ。
ハーブを購入する際、色味の綺麗なものを選ぶのもポイント。
野菜も果物も古くなると美味しそうに見えないですよね。
ハーブも同じ。
実際、空気や光に触れるにつれ色とともに栄養価も下がっていきます。
ですので、色の綺麗なものを手に取って早めに使い切ってくださいね。
ハイビスカス→ミルで砕く。
ほんのりシソのような香りと酸味によって、唾液が出て消化を助けてくれます。
お弁当のご飯にパラパラっとかけたり、おにぎりに塩と一緒に混ぜたり、寿司酢に多めに混ぜるとピンクの酢飯ができます。
ポテトサラダに入れてもかわいいんです。
クッキーに混ぜるときは荒めに挽いたものがおすすめ。
噛んだとき酸味と旨味を感じられ、アクセントになって美味しいです。
ハイビスカスはクエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸と酸が豊富。
「酸味は体を冷やす」と言いますが、「体にこもった熱を上手く逃してくれる」とイメージしてみてください。
エネルギーを燃やして疲れたときは、酸味のあるものを食べると元気になりますよ。
この赤色はアントシアニンという青っぽい紫の色素成分ですが、ハイビスカスには酸が豊富に含まれるため赤色になっています。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用がとても高いです。
「増えすぎた活性酸素が細胞を攻撃して病気になったり老化するのを防ぐ」という嬉しい作用が期待できますので、子どもから大人までしっかり摂りたいですね。
[材料]
※キク科植物にアレルギーがある方はお控えください
キュウリ 1本
カレンデュラ 飾り程度の量が食べやすいです
お酢 大さじ3
塩 少々
蜂蜜 大さじ1 ※1歳以下のお子さまには使わないでください
[作り方]
カレンデュラは酢の物の味にはほぼ影響しませんが、入れすぎると苦味を感じたり花の繊維がモソモソするので控えめに。
カレンデュラの色はカロテノイドの黄色。
こちらも抗酸化作用が強く、美容・健康に役立ちます。
植物は強い日差しから逃れるため日陰に逃げることができませんから、紫外線で発生する活性酸素を体内で無毒化するために抗酸化作用を備えています。
お茶にしたり食べたりするだけで、私たちもこのシステムをいただけるのはありがたいことですね。
この酢の物はお酢やハーブの殺菌作用があるので、普段のおかずはもちろんお弁当にもピッタリですよ。
元気が出る黄と緑の色味が、目にも美味しくお弁当全体を彩ります。
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西睦美(にし・むつみ、メディカルハーブセラピスト)
心身の不調を植物の力で緩和。薬で止まらなかった喘息をハーブで改善。リラックスだけじゃない、身体の根本を整える美味しいメディカルハーブティーをブレンドするJAMHA認定ハーバルセラピスト。メディカルハーブを専門に、岡山・倉敷市内でハーブのミニ講座を含めたワークショップを随時実施。教室の開設を目指し勉強・実践中。
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